「アゼルバイジャンの料理」南コーカサスにある歴史的背景の影響を受ける料理。

アゼルバイジャン料理

アゼルバイジャン料理の概要

南コーカサスに位置する、アゼルバイジャン共和国。

ロシアやグルジア、アルメニアやイランと国境を接しており、東側はカスピ海に面しています。

アゼルバイジャン国内は、カスピ海沿岸エリアと大コーカサス山脈エリア、中央平原エリアという3つのエリアに分かれており、各エリアにさまざまな文化が花開いています。

そんなアゼルバイジャンは、豊かな食文化が根付いていることでも知られています。

アゼルバイジャンで主食として食べられているのが、パンです。メインとなるおかずは、スープ料理や煮込み料理、肉料理などです。

特にスープ料理は人気が高く、バリエーションがとても豊富なことでも知られています。

南コーカサスにある歴史的背景の影響から、イラン料理やトルコ料理との共通点も見られるというのもアゼルバイジャン料理の特徴のひとつです。

よく使われる食材

パン

アゼルバイジャン人の主食は、パンです。もっとも有名なのが、「チョレーチ」というとても大きなパンです。

直径が20cmほどあるというだけでなく、厚みも3cmほどあります。「ラバシュ」という、トルコやイランなどでも食べられている薄いパンも有名です。

マトンやラム

アゼルバイジャンのメインディッシュの材料としてよく使われているのが、マトンやラムなどです。スープ料理に使われることが多いです。

ひよこ豆

別名「ガルバンゾ」とも呼ばれているひよこ豆も、アゼルバイジャン料理には欠かせない食材のひとつです。

野菜

アゼルバイジャンでは様々な野菜を使いますが、特にトマト、ジャガイモ、タマネギ、ホウレンソウは頻繁に登場します。

サフラン

サフランもアゼルバイジャンのスープ料理には欠かせない食材です。

ハーブ

イタリアンパセリやチャイブ、コリアンダー、ディルなどのハーブも頻繁に使われています。特にコリアンダーは、スープ料理などによく使われています。

ヨーグルト

アゼルバイジャンの料理に欠かせないのが、ヨーグルトです。スープのベースになるほか、ヨーグルトソースにしてメインディッシュに添えたりして頻繁に使われます。

米は主食として食べられているわけではありませんが、スープの具材としてよく使われています。

代表的なアゼルバイジャンの料理

ピティ

ピティは、アゼルバイジャンを代表する郷土料理のひとつです。マトンやラムをひよこ豆やトマト、ジャガイモ、サフランなどと一緒に作られるスープ料理です。

壺やカップの中に一食分ずつに分けて入れた具材を、土でできた独特のオーブンの中に入れて作られます。基本的に、野菜入りのスープと肉は別々のお皿に取り分けて食べます。

トルコやイランでもよく食べられている料理です。

クフタ・ボズバシュ

クフタ・ボズバシュも、アゼルバイジャンでは頻繁に食べられているスープ料理のひとつです。

ラム肉でできた大きなミートボールとひよこ豆、エンドウ豆やタマネギ、ジャガイモ、サフランなどが入っているスープです。ポイントは、ミートボールの中に入ったチェリー・プラムです。

ドーヴァ

ドーヴァもアゼルバイジャンのスープ料理です。クフタ・ボズバシュと同じくラム肉でできたミートボールを加えて作ります。

クフタ・ボズバシュと違うのは、米やホウレンソウ、ヨーグルトなどが加えられていることです。

ショルバ

ショルバは、塩で味を整えたシンプルなラム肉のスープです。色は澄んでいます。

ポーシュ

ポーシュは、トマトベースのスープです。ラム肉やタマネギのほか、ニンジンやキャベツなどをじっくり煮込んで作ります。

ドルガ

ドルガは先ほどご紹介した「ドーヴァ」に似た、ヨーグルトベースのスープです。

米とヨーグルトのほか、コリアンダーやディル、チャイブ、パセリなどを加えてつくります。アゼルバイジャンではとてもよく食べられている郷土料理のひとつです。

ハシュ

ハシュは、ラムやマトンなどの肉を長時間かけて煮込んで作る、濃厚なスープです。ハーブなどは加えず、ラムやマトンの味そのものを楽しみます。

ドルマ

ドルマは、アゼルバイジャンだけでなくトルコやギリシャなどでも古くから食べられている料理です。

国によって形状や作り方は違いますが、アゼルバイジャンではブドウの葉にミンチや米などを包んで作られます。

「ポテトクロケ」と呼ばれる、ジャガイモでできたコロッケなどを具材にすることもあります。

ケバブ

日本でも最近ではよく知られているケバブですが、アゼルバイジャンでも頻繁に食べられています。

バリエーションも豊富で、ラムやマトンを用いたもののほか、チョウザメを使ったものなどもあります。

ペリメニ(ペルメ二)

ペリメニは、小麦粉と卵を使って作った生地の中にラムやマトンのミンチや野菜、コリアンダーなどのハーブを入れてつくる、水餃子の一種です。

日本の水餃子よりもサイズが小さく、ひと口で食べられます。

もともとはロシア料理なのですが、ロシアを中心とした周辺の国々でも頻繁に食べられています。

アゼルバイジャンでは、ヨーグルトソースにつけて食べるのが普通です。
「ペルメニ」とも呼ばれています。

ヒンギャル(ハンギャル)

ヒンギャルは、ラザニアをもっと薄くしたようなパスタに、炒めたミンチと溶かしバター、ヨーグルトソースをかけた料理です。「ハンギャル」とも呼ばれています。

ドナル(ドナー)

ドナルは、アゼルバイジャンを代表するストリートフードのひとつです。パンの中に、肉の薄切りやトマトソース、野菜などを挟んで食べるものです。

バルーク

バルークは、白身魚をまるごと使った、シンプルなフライです。

トルシュ

トルシュは、真っ赤な色味が特徴的なキャベツの酢漬けです。

ポロウ

ポロウは、アゼルバイジャンの炊き込みご飯です。ラムやマトン、マツノミ、ドライフルーツ、クリ、タマネギ、ニンニクなどを使って作ります。

ブリンチッキ

ブリンチッキは、アゼルバイジャンを代表するデザートです。

チーズやマッシュポテトなどを、厚めのクレープ生地で包んで焼いた料理です。屋台などでも食べることができます。

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