「バーレーンの料理」古来から重要な港湾都市であり交易国家

バーレーン料理

バーレーン料理の概要

バーレーンは中東のペルシャ湾に浮かぶ島国です。

そこで食べられているバーレーン料理の特徴は、様々な料理が混ざったものです。

それはアラビア料理、ペルシャ料理、インド料理、バルチ料理(イギリス式のカレー料理)、アフリカ料理、アジア系料理、その他欧州の料理が混ざったものになります。

この多くの国の料理文化が混ざっている理由として、古来からバーレーンは重要な港湾都市であり交易国家として発展してきた経緯があるからです。

また国土の狭さが食糧を輸入に依存するという体質が古来から続いているためそういった経緯もあります。

ただ、周囲をペルシャ湾に囲まれているためやや魚料理が重視されたものとなっており、どちらかと言うと肉類に偏りがちな他の中東諸国に比べて特徴的なものとなっており、魚介類の料理が発達しています。

バーレーンの食事スタイル

そんなバーレーンの食事スタイルですが、朝食は長いパスタに似ている甘いパスタバラリート、柔らかさと薄さを特徴とするアルマハヤワパンなどにカラクと呼ばれるミルク入りのお茶からスタートします。

人によっては野菜やチーズ、じゃがいもを入れた揚げパンのようなサモサを食べるケースもあります。

昼はそれぞれのスタイルですが、夜はティッカと呼ばれる鶏むね肉にヨーグルトやスパイスを練り込んだ焼き鳥やケバブ、エビの入った炊き込みご飯であるマクブースなどが食べられています。

魚料理に関してはバーレーンの伝統料理に多く存在し、魚醤や塩漬けの魚、ハタの一種であるハームールなどを焼いたり、揚げたり、蒸したりして食べられたりもします。

魚は様々な方法で調理され食卓に並びます。

ドリンクはコーヒーやお茶が有名ですが、イスラム教国なのでアルコールはありません。

また、食事とは直接関係ありませんが伝統的に食後などに水タバコ(シーシャ)などのタバコが吸われます。

よく使われる食材

よく使われる食材として、魚、肉、穀物、スパイス、デーツです。

魚は先ほど紹介したハームールやクエの一種、サーフィー (アイゴ)、チャナアド (サバ)、ソベイティーなどが食べられます。

ただ、これらは代表的なほんの一例であり、日本のように様々な種類の魚が食べられており、魚を開きにして香辛料をまぶして焼いたり、蒸したり、揚げたりして食べられます。
エビもよく食べられており、エビフライや揚げたりします。

肉は羊や鶏肉がよく食べられています。豚は食べられていません。牛もあまり食べられることはありません。

羊や鶏肉は焼いてそぎ切りにして食べたり、様々な料理に用いられており、近年は特に多く用いられています。

また、国内ではほとんど羊や鶏肉は畜産として生産されていないため、輸入する頼るケースが多くあります。

穀物

穀物はインディカ米や小麦が多く用いられており、米は豆や肉、魚などと一緒に炊いたり、そのまま白飯にしたり、羊の中の詰め物にして蒸し焼きにしたりします。

小麦はパンやパスタのような麺、フライの衣や菓子などに使います。他の中東諸国では割り麦が用いられますが、バーレーンではあまり使わず、小麦粉のような形で利用されることが多いです。

スパイス

スパイスも多くインドの影響もあり、充実しています。

シナモンが様々な料理に使われており、料理にも菓子にも登場しますし、クローブ、コショウなどもたくさん使われます。

独特なスパイスとしてブラックレモンと呼ばれるものがあります。

これは新鮮なレモンを塩水で煮てから、果肉が黒くなるまで太陽の下で乾燥し、外部の色が黄色または緑から黒に変わったものを粉砕したりして加工したものです。

肉、豆、魚介類の料理に使われるのはもちろんのこと、水で煮ることもでき、特に冬期には一種のホットドリンクのようにして飲まれることもあります。

デーツ

デーツも見逃せない食材と言えます。

なつめやしとも呼ばれるこの食材はとても甘く、料理にも甘味を与えるために用いることもあります。中東エリアでは多く生産されているため、料理においても重要な位置を占めています。

このほか、バナナ、柑橘類、ザクロ、マンゴー、キュウリ、トマト、オクラ、カボチャと言った温暖な地域で生産される農産物も多く使われます。

代表的なバーレーン料理

バーレーン料理を魚料理、肉料理、野菜料理、菓子、ドリンクと紹介していきます。

マクブース

魚料理は、マクブースと呼ばれる香辛料の多い魚の炊き込みご飯やスパイスをまぶして揚げたり、焼いたり、むしたりする料理があります。

アンチョビ

アンチョビなども食べられており、それを利用してマヤワと呼ばれる魚醤を作ることもあります。

ムハンマール

ムハンマールと呼ばれるナツメヤシや砂糖を加えた米料理に揚げた魚を乗せるものも有名です。また、エビもフライにしたりしますし、カニはワタリガニを使うことも多く香辛料で調理します。

クジ

クジはラムにご飯、肉、卵、その他の材料を詰めて焼いたごちそうです。

ビリヤニ

ビリヤニはバーレーン料理にもあり、チキンまたはラムをスパイスとともに米で炊き込んだ料理になります。

サルーネ

野菜と鶏肉のサルーネはたまねぎやニンジン、トマトなどの野菜と鶏肉、たくさんのスパイスを使った煮込み料理で、煮ものとカレーの中間のような料理です。

シャーワルマー

シャーワルマーはシュラスコのような料理で型の回転肉焼き器で焼いた羊肉や鶏肉をそぎ切りにし、ホブズ(パン)に挟んで食べます。

野菜料理

野菜料理は刻み野菜のサラダのタブレ、ひよこ豆のディップ、Mumawwashと呼ばれるグリーンレンズ豆で炊いたご飯、フライパンにトマトとジャガイモとナスを加えたパエリアのようなフィガタなどがあります。

お菓子

お菓子は小麦粉、バター、粉砂糖、カルダモンから作られたクッキーのグライバ、小麦粉と油で作られた揚げ菓子のようなハビー、糖蜜またはミルクを使用して調理される揚げもののKhanfarooshなどがあります。

ムハッラク市の老舗が作るコーンスターチとサフラン様々なナッツ類を使用して作られるゼリーのようなデザートのハラーワ・ショウェイテルも有名です。

飲み物

飲み物はアラビアコーヒーやお茶の他、ラバン(塩味のバターミルクの一種)、ヨーグルトドリンクなどがあります。

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