「ブルキナファソの料理」現地語で高潔な人々の食事です。

ブルキナファソ

ブルキナファソ料理の概要

ブルキナファソは、西アフリカの内陸部に位置しており、北の地域は砂漠、南の地域は森林が多いという地理的特徴があります。

ブルキナファソは、6つの国(コートジボアール、ガーナ、ベナン、マリ、ナイジェリア、ニジェール)に囲まれており、それらの国々の間では食文化が似ていおり、それらは一般的に西アフリカ料理と呼ばれています。

またブルキナファソは、1896年ごろから1960年までのあいだ、フランスに支配されていた歴史があり、首都のワガドゥグーではフランス料理や海外からの輸入製品が流通しているのですが、基本的に大多数のブルキナファソ人は、日常的にブルキナファソ料理を食べています。

また、ブルキナファソの民族は多様で、民族ごとに使われる食材や料理法が異なっていることが特徴です。ちなみにブルキナファソの国名は現地語で、高潔な人々の国という意味があるそうです。そんな高潔な人々の食事は一体どんなものなのでしょうか。

ブルキナファソで食べられる食材

主食

ブルキナファソも日本と同じようにお米が主食のひとつです。ただ、ブルキナファソ人は、それ以外にも様々な主食があります。

例えば、彼らはトー(Tô )と呼ばれるトウモロコシやサトウキビなどで作られたペーストをほぼ毎日食べているようです。このトーは、お米と同様、スープやシチュー、オクラソース、カポックという樹木の葉を使ったソースなど様々な料理と一緒に食べられることが多いのですが、ブルキナファソ人はツーを手でそのまま食べるらいいです。

そのほかにも、ナッツ、ポテトなどもよく主食として使われることが多いです。

また、フフ(Fufu)と呼ばれる餅のような食べ物も主食の一つです。フフには様々な種類があり、例えばキャッサバというタピオカの原料でもある植物の根っこを発酵させて作られるものや、キビやモロコシの粉末をお湯で練り上げてつくられるものなどがあります。

フフは野菜スープやカレー、お肉料理とセットで提供されることが多く、ブルキナファソだけでなく、ガーナやリベリやナイジェリアなどの他の西アフリカ諸国でも主食として食べられています。

お肉

ブルキナファソでは、お肉を様々な香辛料を用いてグリル焼きにすることが多く、例えば、チキン、マトン、ラム、ヤギ、ビーフなどのグリル焼きなどが日常的に食べられています。ちなみにブルキナファソの約60%はイスラム教であることから、豚肉は食材として利用されることが少ないです。

また、意外にもブルキナファソは内陸部に位置していますが、魚を食べる文化があります。例えば、サバやアジ、ニシンなどの魚をスパイスや野菜と一緒に焼いたり、蒸した料理など。

また肉料理や魚料理に欠かせないKanKanKanというスパイスが、ブルキナファソの代表的なスパイスで多くの家庭料理に用いられています。これは、唐辛子とピーナッツパウダー、ブイヨンなどを混ぜ合わせたスパイスです。

代表的な料理

Riz Gras(リッズ グラッス)

この料理は、西アフリカ風チャーハンのような食べ物です。お肉(ラム、ヤギ肉)や野菜(トマト、玉ねぎ、キャベツ、人参など)をピーナッツ油で炒めて、そこにライスを加えて塩胡椒やスパイス、ブイヨン、トマトペーストで味付けをして食べます。 

Boussan touba(ボウサン トウバ)

この料理は、日本料理に例えるなら天ぷらに近い食べ物です。以下の食材(黒豆、玉ねぎ、人参など)を混ぜた後、球状に形を作り、それを小麦粉と卵にまぶし、ピーナッツ油で揚げます。  

Babenda(バベンダ)

この料理は例えるなら、お好み焼きのような食べ物です。以下の食材(ピーナッツ、小麦粉、お米、アンチョビ、ビーンペースト)をペースト状にし、その後鍋に移し、その上からほうれん草と水を加えて焼いたら完成です。

Poulet Bicyclette(ポウレット バイシクレット)

この料理は、鶏肉のグリル焼きに、サラダ(レタスやトマト、パプリカ)とローストポテトを添えた料理です。

見た目は「ただのローストチキン」に見えるのですが、日本ではあまり使われることのないスパイスやソースが使われており、日本の普通のローストチキンとは味が大きく異なっています。

ちなみに、このボウレット バイシクレットという名前は、むかし大量のチキンを仕入れていた”ボウレット”という肉屋の店長が自転車でチキンを運んでいたことに由来しているらしいです。

リ・オウ・スンバラ

この料理は魚の出汁で炊いたお米にスンバラという調味料を混ぜた料理です。スンバラは豆を煮て発酵させた調味料で、西アフリカで広く使われているそうです。とても強い匂いを持ち、日本の納豆のような食材です。

Marfe(マーフェ)

これはブルキナファソだけではなく多くの西アフリカ諸国で食べられているピーナッツソースを意味します。

マーフェはやし油と混ぜて、ご飯やフフなどと一緒に食べることがかなり多く、定番の家庭料理と言えます。マーフェはとにかく万能なソースで肉料理や魚料理にも使われることの多いソースです。

ブルキナファソの代表的な飲み物

Bisapp(ビサップ)

これは例えるならハイビスカスジュースのような飲み物です。Roselle(ローゼル)というハイビスカスに近い植物から作られており、濃い赤紫色が特徴的なジュースです。家庭で作られることも多いですが、スーパーマーケットなどで市販で売られているものもあります。

Degue(ディーグエ)

この飲み物はトウジンビエと呼ばれるトウモロコシに似た雑穀(粉末状)とヨーグルトを混ぜた飲み物です。

このトウジンビエという雑穀は、このほかにお酒やビール、パンの材料として、西アフリカでよく使われています。

ブルキナファソの料理は、野菜と様々な種類の穀物が多く使われており、非常に栄養バランスのとれた食事です。

また、お魚やお米など、日本人の口に合いそうな料理もいくつかあります。さらにスパイスやソースのバラエティーも豊かで、食事に飽きることが少ないでしょう。ブルキナファソに訪れる際には、ぜひ食の多様性を楽しんでみてください。

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