「チリの料理」チリの先住民の伝統とスペイン人の食習慣の融合

チリ料理

チリ料理の概要・歴史

ご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、まずはチリについておさらいしましょう。

チリは南アメリカ大陸の南西部に位置しており、東はアルゼンチン、北東はボリビア、北はペルーと隣接しており、西と南は太平洋に面しています。

国の形は南北に長い形をしていまして、前述の説明より形を見たほうが思い出しやすいかもしれません。

人口は約1800万人で日本と比べると少ないですね。気候については南北に長いため地域によって異なりますが、チリではどのような料理があるのでしょう。

チリ料理の歴史

チリ料理は、植民地時代におけるチリの先住民の伝統とスペイン人の食習慣が混ざったことにより独特なジャンルを形作っております。

17世紀、修道女たちが植民地料理を大々的に推進したことにより、伝統的な菓子作りを遺産として残しました。

彼女たちの手からアルフォーレ(クッキー)、ススンタシア(マシュマロ)など多くの美味しいお菓子が生まれました。美味しくて献身的に作られた料理を『修道女の手』と表現するのはそのためです。

19世紀にはチリワインが有名になり、輸出されていましたが人々はブドウの茶々酒を好んで飲んでいました。この頃、トウモロコシの粉でとろみをつけた唐辛子入りの牛肉スープもチリの伝統的な料理になりました。

20世紀になるとフランス料理がチリに影響をもたらし、煮込み料理やグラタン、デザートやオムレツなど手の込んだ複雑な料理がチリ料理に加わり、チリにおける料理の方法に急激な変化が訪れました。

また、変化していくと共に鉄板焼きにした肉とチーズが入っているサンドイッチ「バロル・スコ」が流行るなどファーストフードも発展しました。

日本食とチリ料理

現在、チリの首都であるサンディエゴでは、いろいろな料理の専門店が並んでいます。

私たち日本人の味覚からするとチリの料理は極端に塩辛いか極端に甘いものが多いそうです。そのため、近年チリでも日本食が人気となっていますが、チリ人は日本食である寿司を食べる際は醤油をたっぷりとつけるそうです。

また、チリ産のアボガドを外に巻いたロール巻き寿司など文化を融合させた食品が誕生しているようです。

チリ料理に使われている食材

サルサソース

チリ料理のレストランで料理を注文すると、サルサソースが出てきます。使われている香草はコリアンダーが多く、スパイシーで爽やかな香りが食欲をそそります。

レンズ豆

チリの人々はお米も食べますが、豆も主食としてよく食べています。

たんぱく質が豊富で脂質などが少ないため、豆が多く使用されているチリ料理は意外とヘルシーですよ。チリ料理は甘かったり、辛いなどの味が濃いイメージでカロリーを気にしてしまいがちですがいっぱい食べましょう(笑)

サーモン

チリの人々は様々な魚介を食べますが、その中でもサーモンは人気の食材です。

特に、新鮮なサーモンは絶品であり、チリに行った際には絶対に食べてほしいです。チリではたくさん捕れることもあり、日本のスーパーの鮮魚コーナーでもチリ産のサーモンが多く販売されています。

代表的なチリ料理

カスエラ

初めに紹介するのはカスエラです。カットされたジャガイモやニンジン、タマネギや牛肉を煮込んだポトフのような料理です。スープの色もポトフに似ています。

基本的には出汁を飲み干してから具材を食べる順序が現地では一般的なようです。

出汁だけでも十分おいしいのでお米を加えて食べることもあるようです。日本でも買える食材で作れるので作ってみてはいかがでしょうか。

エンパナーダ

次に紹介するのはエンパナーダです。

ひき肉や卵、タマネギやオリーブなどをパイ生地に包んで焼いたパイ料理になります。スペイン語圏の国々でよく見られる食べ物ではありますがチリのものはレベルが高く、露店等で簡単に購入することができるため大変人気があります。

ウミータ

さらに紹介するのはウミータ。

こちらの料理はペースト状にすりつぶしたトウモロコシと数種類の香辛料とタマネギを炒めたものを混ぜ、トウモロコシの葉で包んで茹でた料理です。

コーンポタージュのような味がするといわれることが多いため私たち日本人にも食べやすいチリ料理ではないでしょうか。

チーズや生野菜と一緒に食べるなどバリエーションは豊富でチリの人々には愛されている主食料理です。

アルバヘド

チリを代表する肉料理でチキンの肉料理です。

細かくしたタマネギ、セロリ、ニンニクと焼いたチキンをトマトペーストとスパイスで煮込んだ料理となっています。

じっくりと煮込まれ、柔らかい鶏肉とトマトの酸味のハーモニーがたまらない料理となっています。優しい味ですので辛い物が苦手なあなたにおすすめです。

セヴィーチェ

セヴィーチェは主にイカとトマトを和えた料理です。

イカをはじめとした魚介とトマトを角切りにし、オリーブオイルやレモン汁(またはライム汁)を混ぜて完成する簡単な料理です。

さっぱりとした味わいでチリでは冷やして食べることが多いようです。具材を切って和えるだけですのでご家庭で作ってみてはいかがでしょうか。

チュペデマリスコス

チュペとはスペイン語で煮込むという意味でマリコスは魚介類という意味です。

牛乳をベースとしたスープでクリームやパン粉も混ぜたシチューのような料理で、魚介類も入っているのでクラムチャウダーのような料理となります。魚介のエキスがしみ込んだ芳醇なスープをぜひとも味わってください。

アロス・コン・レチェ

アロス・コン・レチェはチリでは定番の人気デザートです。

お米と水をと練乳、シナモンスティックを煮詰めた甘いおかゆのようなデザートです。チリの一般家庭でよく作られているそうで、家庭によっては果実や隠し味を加えるなどされていてオリジナリティー溢れています。

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