「コロンビアの料理」世界で最も生物多様性の高い国

コロンビア料理

コロンビア料理の概要

正式名称は「コロンビア共和国」のコロンビアですが、人口は4,300万人と言われておりラテンアメリカではメキシコに次ぐ第三位の人口を誇ります。

そんなコロンビアはコーヒーやジャガイモその他バラなどの産地としても知られており、日本でも多くの作物を輸入しています。

また、エメラルドの産地でもあり、世界の需要の80%はコロンビア産と言われています。

スペイン、アフリカ、中米文化の料理が融合

そんなコロンビアの料理は、ヨーロッパ(主にスペイン)、アフリカ、中米文化の料理、習慣、料理が融合したものとなっています。

さらに、コロンビアは世界で最も生物多様性の高い国の1つであるため、地域に応じて利用可能な食材が豊富と言うのも特徴です。

また、中南米で見られるトウモロコシやジャガイモを多用した料理がこのコロンビアでも多く見られます。

主食に米が用いられている

また、主食に米が用いられているのも特徴で、これはスペインの植民地支配の影響があります。

スペインはパエリアで知られるように欧州では比較的米を食べる文化が発達しています。かつてイスラム帝国に支配された経緯があり、その際に米がアラビアからスペインに伝わったからです。

そして、さらにこのコロンビアまで伝わり料理に使われているということで実に地球を半周以上して普及しているという点も注目されます。

よく使われる食材

穀物

コロンビアはジャガイモがよく使われています。

さらに一般的な食材として米やトウモロコシなどの穀物、ジャガイモやキャッサバなどの塊茎、各種の豆類、肉は牛肉、鶏肉、豚肉、山羊などが使われます。

コロンビアの主食

こういった食材が用いられていますが、コロンビアの主食は、アロース(米、インディカ米)のほか、ユカ(キャッサバ芋、木芋)、パパ(じゃがいも)、マイス(トウモロコシ)と多彩です。

米は炊飯し、キャッサバやジャガイモなどのイモ類はゆでたり、揚げたりします。

とうもろこしはコロンビアでも中南米の特徴を色濃く反映しており、粉にしてパンなどにするという点も特徴です。

これはアレパと呼ばれるものが代表で、とうもろこしを粉にしてハンバーグのように練り、パンのように焼いたものでハンバーガーのバンズのように中へチーズや肉を挟んだり、はちみつを塗って食べます。

果物

果物は非常に多様です。

これはコロンビアがいかに自然資源や栽培に適した環境かを物語っています。

モモヤシ(chontaduro)、バナナパッションフルーツ(名前は実がバナナのような形をしていることからクルバ、日本のアケビみたいなもの)、バナナ、ボロホアパティノイ(ボロジョ、約12cmの丸い球状の果物)。

ゴレンシ(スターフルーツ)、チェリモヤ(チリモヤ、シュガーアップルの一種)、フェイジョア(グアバのような爽やかな香りのする果実)、パイナップルグアバ、グアヤバマンザナ(グアバとりんごの中間)、アイスクリームビーン(グアマ)、マニルカラフベリ(ハートフルーツ)。

ルロ(ナランヒラ、柑橘系の風味があり、ルバーブとライムの組み合わせと呼ばれることもあります。)、メイミー・サポテ(mamey、びわのような大きな種がある)、スペインライム、マンダリンオレンジ、マンゴー、パッションフルーツ、ケープグーズベリー(ウチュバ、ほおずき)

ピヌエラ(バナナに似た現地の果物)、ピタヤ(ドラゴンフルーツ)、ブラックベリー(mora)に似たキイチゴ、Soursop(guanábana、トゲバンレイシ、ライチのような果物)、イチゴ(fresa)、グラナディラ(グアバのような果物)、フトモモ、マラバル梅(pomarrosa)、木のトマト(タマリロ)などがあります。

日本ではほとんど流通していない果物が数多くあります。

これらはそのまま食べられたリ、調理して菓子などに利用されます。

代表的なコロンビア料理

エンパナーダ

エンパナーダは大きな揚げ餃子のような外見をした具入りのパンです。

この名前は、パンで覆うまたは包むという意味のスペイン語の動詞「empanar」から派生したように具材を包み込んで作り、エンパナダスという別名を持っています。

アヒアコ

鶏肉とジャガイモを使ったクリームスープに近い料理です。

モンドンゴ

豚のモツ煮込みになりますが、こちらはトマトスープとからませるのが一般的です。

バンデハパイサ

バンデハパイサはアンティオキアの伝統料理、白米、小豆、牛ひき肉、オオバコ、チョリソ、モルシージャ、チチャロン(揚げた鳥などの皮)、アレパ(パン)、アボカド、目玉焼きで構成されたワンプレート定食のような料理です。

タマレス

タマレスは、プラテンの木の葉に包まれ蒸されたトウモロコシまたはトウモロコシや米の「ケーキ」です。

鶏肉、ジャガイモ、エンドウ豆、ニンジンから米など様々なものを加えて作りますが、地域ごとに形状や詰め物が異なり、コロンビア全土、ほぼすべての地域に独自のバリエーションがあります。

サンコチョ

サンコチョはキャッサバやバナナ、鶏肉、魚肉など様々な具材を入れたスープでこちらも日本の味噌汁のように地域性があります。

この他、チャンガという卵入りミルクスープやスペイン風リブスープ(牛肉とジャガイモのスライス、ニンニク、タマネギ、コリアンダーの葉を煮たもの)があります。

アレキペ

コロンビアのミルクキャラメルのようなお菓子で風味も似ています。

コカダス

マカロンに似た焼きココナッツ菓子です。

また、スペインの影響を強く受けており、クレープやメレンギトスと呼ばれる少し硬化したメレンゲクッキー、トレスレチェケーキ、スポンジケーキのようなトルタマリアルイサなどの西洋菓子があります。
この他アイスクリームも有名で、非常に豊富なコロンビアのフルーツをふんだんに使っています。

ドリンク

ドリンクはフルーツジュースとコーヒー抜きには語れません。

フルーツジュースは豊富な果物をジュースにしたもので、世界最大の消費量を誇っています。

またコーヒーも世界の有力な生産国として知られていますが、レギュラーコーヒーのようにフィルターで飲む習慣はなく、多くのコロンビア人はインスタントコーヒーを飲みます。

そして、砂糖またはパネラ(濃縮したサトウキビのジュース)を添えた黒を意味する「ティント」として飲んだり、コーヒーと半分の温められた牛乳の調製であるカフェコンレッシュとして飲まれています。

この他、コカ植物の葉の注入から作られたハーブティーのコカ茶、さいの目に切ったフルーツをソーダで割ったものも知られています。

アルコール

アルコールも豊富で、アガーディエンテはサトウキビに由来し、アニスで風味付けされたアルコール飲料です。

チチャは、もともとアンデスの先住民によって作られた、以前は禁止されていた強いアルコール飲料でトウモロコシから作られます。

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