「コスタリカの料理」大自然の恵みの野菜やフルーツがふんだんに使われる。

コスタリカ料理

コスタリカ料理の概要

中央アメリカに位置する、コスタリカ。カリブ海と太平洋に囲まれた、小さな国です。

自然豊かなこの国には、熱帯雨林や活火山、湖や川などが数多く存在し、その大自然の中でたくさんの生き物たちが暮らしています。

目にも鮮やかなケツァールやハミングバードなどの鳥類のほか、イグアナやナマケモノ、クモザルなどの希少種が多く生息していることでも知られています。

そんなコスタリカの料理には、大自然の恵みとも言える野菜やフルーツなどがふんだんに使われています。

野菜と肉をクタクタになるまで煮込んだスープやシチュー系の料理が多いため、旨味が強く味わい深いというのもコスタリカ料理の特徴のひとつです。

トウガラシなどの香辛料はあまり使われず、どちらかというと野菜や肉本来の味わいを活かしたマイルドで優しい味わいの料理が多いという特徴もあります。

よく使われる食材

米(インディカ米)

米は、コスタリカ人の主食のひとつです。主にインディカ米が使われています。豆ごはんにしたり、肉料理や魚料理に付け合わせたりして食べられています。

豆もコスタリカでは主食として、なくてはならない食材です。特に、黒いんげん豆や赤いんげん豆などがよく食べられています。

炊いたり、ごはんと混ぜたり、スープの材料にしたりと、さまざまな料理に使われています。

チキン

コスタリカでもっとも一般的に食べられている主菜は、チキンです。ビーフもよく食べられますが、もっとも人気が高いのはチキンでしょう。

ポークはチキンやビーフと比較するとやや値が張る傾向にあるので、家庭ではあまり頻繁には食べられていません。

コルビナ(白身魚)

コスタリカでは魚料理よりも肉料理の方が頻繁に食べられていますが、魚料理を作る場合にはコルビナという白身魚がよく使われています。

コルビナは淡白でクセのない味わいの魚なので、ニンニクなどを使って風味をつけたり、野菜やレモンなどと混ぜてマリネにしたりして使います。

トウモロコシ

トウモロコシの粉を使って作るトルティーヤは、コスタリカでも頻繁に食べられています。
また、他の野菜や肉と一緒に煮込んでトウモロコシ入りのスープやシチューを作ることもよくあります。

プランテン・バナナ

甘みのない食用バナナである、プランテン・バナナもコスタリカでは頻繁に使われている食材のひとつです。

主にフライにして食べたり、トルティーヤの具材として使われることが多いようです。

ケソ・ブランコ

ケソ・ブランコは、塩味の強いフレッシュチーズの一種です。一見するとカマンベールチーズのようにも見えますが、実はポロポロとした食感で強い塩味が感じられます。

プランテン・バナナと一緒にフライにするほか、トルティーヤなどの具材としても使われます。

ニンニク

コスタリカ料理にはトウガラシなどはあまり使われませんが、その代わりにニンニクが風味付けとして頻繁に使われています。

コスタリカの煮込み料理や魚料理などには、欠かすことのできない食材のひとつです。

コリアンダー

日本では、「パクチー」として知られているハーブの一種です。魚料理やシチューなどに頻繁に使われます。

クミン

コスタリカでは、コリアンダーと並んで頻繁に使われているスパイスのひとつです。特に肉料理やスープなどに使われます。

サルサリサーノ

コスタリカの家庭には必ずと言っても良いほど常備されているソースです。クミンやセロリの風味が香る、野菜ベースのソースです。

代表的なコスタリカの料理

ガジョ・ピント

ガジョ・ピントは、コスタリカの定番朝ご飯です。黒インゲン豆が入ったフライドライスのようなもので、大抵の家庭で朝ご飯として食べられています。

ニンニクやタマネギの風味が食欲をそそる、コスタリカにはなくてはならない料理です。
サルサリサーノで炒めるのが一般的です。

アロス・コン・ポージョ

「アロス・コン・ポーヨ」とも呼ばれている、コスタリカを代表する料理のひとつです。ターメリックやサフラン、アチョーテ(木の実の一種)などで色付けして炊いたご飯の上に、こんがりと焼いたチキンを添えた料理です。

家庭やレストランによってアレンジ方法が大きく異なっており、ニンニクで風味を出したり、ラードを加えたり、赤ピーマンやセロリなどの野菜を米と一緒に炒めたりする場合もあります。

オジャ・デ・カルネ

オジャ・デ・カルネは、牛肉と野菜を煮込んだコスタリカの家庭料理のひとつです。
マイルドな味わいが特徴です。

野菜には、セロリやタマネギのほか、サツマイモやパプリカ、トウモロコシ、ジャガイモ、プランテン・バナナなどを使います。

ニンニクで香りづけをするのが一般的ですが、あまり味付けは濃くなく、野菜と牛肉から出る旨味を味わうようなスープです。

優しい味わいなので、小さな子どもからご老人までさまざまな世代に人気のあるスープです。

セビッチェ

セビッチェは、ラテンアメリカを中心にした多数の国で好まれている料理です。

シーフードを使ったマリネで、コスタリカでは特にコルビナ(白身魚)が使われます。コルビナをメインとし、セロリやパプリカ、タマネギ、コリアンダー、レモン汁などを加えて作ります。

エンパナーダ

エンパナーダは、コスタリカをはじめ主にラテンアメリカでは頻繁に食べられている料理です。日本でも食べることができるレストランが増えてきているので、ご存じの方も少なくないでしょう。

エンパナーダは、国によってその形や作り方、味がいくぶん異なっています。コスタリカのエンパナーダは、主にトウモロコシの粉で作ります。

具材には、主にビーフやチキン。インゲン豆、ジャガイモ、ケソ・ブランコ(フレッシュチーズの一種)が用いられます。

コスタリカには、デザート系のエンパナーダも存在しています。デザート系の場合は、トウモロコシの粉ではなく小麦粉を用いて生地を作るのが一般的です。

「ドゥルセ・デ・レチェ」と呼ばれているキャラメルのようなクリームや、パイナップルなどのフルーツで作られたジャム、甘く熟したプランテン・バナナなどを具材に用います。

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