「エジプトの料理」アエーシと呼ばれる薄焼きのパンが主食です。

エジプト料理

エジプト料理の概要

中東と北アフリカをまたぐ、エジプト。一度は訪れてみたい国のひとつですよね。

エジプトと言えば、スフィンクスやツタンカーメン、ピラミッドにクレオパトラなどが思い浮かびます。

日本からのフライトでは18時間以上かかる遠い国ですはありますが、比較的どんな国なのかをイメージしやすいのではないでしょうか?

そんなエジプトでどんな料理が食べられているのかをご存じの方はそう多くはないはずです。今回は、エジプト料理についてご紹介したいと思います。

エジプトで主食となっているのが、パンです。

パンと言ってもフランスパンやクロワッサンのようなものではありません。エジプトでパンと言えば、「アエーシ」と呼ばれる薄焼きのパンが主流です。

パンほどではありませんがライスも一般的に食べられているんですよ。特に肉料理の時には、パンよりもライスが添えられることが多いようです。

エジプトでメインのおかずとしてよく食べられているのが、豆を使った料理です。主に煮込み料理などにしてアエーシと一緒に食べたり、コロッケのようにしてアエーシに挟んで食べるのが一般的です。

味付けは、スパイスをふんだんに使ったスパイシーなものが主流です。

よく使われる食材

豆類

エジプト料理に欠かせないのが、豆類です。ヒヨコマメやソラマメのほか、ルピナス(ハウチワマメ)やインゲンマメなどがよく食べられています。

ペースト状にしたり、スープにしたり、茹でたりと、さまざまな調理法がなされます。

レモン

レモン汁もエジプト料理には頻繁に使われています。主に、「フムス」や「タヒーニ」などのディップには欠かせません。

肉類

エジプト人の多くはイスラム教徒であるため、宗教上不浄とされている豚肉は一部の宗派を除き食べません。その代わり、ラムやマトンなどがよく料理に使われています。

チキン、ビーフのほか、ガチョウやアヒル、シチメンチョウ、ハトなども一般的に食べられています。

オリーブオイル

エジプトの料理には、オリーブオイルが使われるのが一般的です。肉や野菜などを焼く際に使われるほか、ソースづくりなどにも欠かせません。

スパイス

エジプト料理には、スパイスもなくてはならないものです。クミンやトウガラシ、カラーペッパーのほか、コリアンダーやニンニクなどが頻繁に使われています。

代表的なエジプトの料理

アエーシ(ホブズ、エイシュ)

エジプトで主食として食べられているのが、このアエーシと呼ばれているパンです。「ホブズ」や「エイシュ」とも呼ばれていますが、「アエーシ」と言った方が通じやすいようです。

アエーシはイースト菌を使っていないシンプルなパンで、古くからエジプトで食べられてきた伝統的な料理です。ナンをもっと薄くしたような、ピタパンのようなものです。

中が空洞になっているのでその中に豆料理などを挟んで食べたり、アエーシをちぎってスプーンのようにシチューなどをすくって食べるのが一般的です。

フムス(ホンモス、フンムス)

フムスは、ヒヨコマメを茹でたものの中にオリーブオイルやニンニク、レモン汁のほか、「タヒーナ」と呼ばれるゴマのペースを混ぜたディップ料理です。

日本でも少しずつ食べられるレストランが増えてきましたよね。アエーシにつけて食べるのが一般的です。

タヒーニ(タヒーナ)

タヒーニもフムスに似た料理です。材料は、タヒーナやニンニク、オリーブオイル、レモン汁などです。こちらもアエーシにつけて食べます。「タヒーニ」とも呼ばれます。

ババガヌーシュ(バーバー・ガンヌーグ)

ババガヌーシュも、フムスやタヒーニと同じ系統の料理です。フムスの変化形のような料理で、ヒヨコマメの代わりにローストしたナスが使われます。

「バーバー・ガンヌーグ」とも呼ばれます。

コシャリ

コシャリは、細いパスタが入ったピラフのようなエジプトの家庭料理です。トマトソースやクミン、ニンニクなどを加えて作ります。

メサアア(ムサカ)

メサアアはエジプトを代表する野菜料理のひとつで、古くから食べられています。「ムサカ」とも呼ばれており、エジプトだけでなくギリシャやトルコのほか、ブルガリアやセルビア、ルーマニアなどでも親しまれている料理です。

材料は、ナス、ミンチ、マッシュポテト、トマトソース、オリーブオイルなどです。材料をじっくり煮込んで作ります。

カモウニア

カモウニアは、エジプトの家庭でよく食べられているシチュー料理のひとつです。スーダンやチュニジアなどでも親しまれています。

材料は、ビーフやラム、マトンのレバーとクミン、ニンニク、オリーブオイル、パセリなどです。それらの具材を煮込んで作ります。

ゴスバレイヤ

ゴスバレイヤは、エジプトを代表する魚料理のひとつです。

スズキやタイ、ティラピアやナイルパーチなどの白身魚をフライにし、コリアンダーを加えて作ったトマトソースをかけてオーブンで蒸し焼きにした料理です。

白身魚は一度フライにしてあるので、サクサクっとして美味しいですよ。

トルシー

トルシーは、エジプトでよく食べられているフライにしたナスをピクルスにしたものです。
魚料理の付け合わせとしてよく食べられています。

また、ピクルス全般を「トルシー」と呼ぶ場合もあります。

タアメイヤ(ファラフェル、ファラーフェル)

タアメイヤは、中東諸国でよく食べられているコロッケのような料理です。材料は、ヒヨコマメやソラマメ、コリアンダー、パセリ、クミンなどです。ヒヨコマメやソラマメを潰してからハーブを加え、衣をつけて揚げます。

そのまま食べることもありますが、どちらかといえばアエーシに挟んでサンドイッチのようにして食べている光景をよく見かけます。

エジプトで暮らすコプト正教会の信者たちは、復活祭の前の金曜日には必ずこのタアメイヤを食べています。

地域によっては、「ファラフェル」や「ファラーフェル」と呼ばれることもあります。
家庭でも作られていますし、屋台などでもアエーシと一緒に売られています

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