「ジョージアの料理」長寿大国の伝統的な料理を紹介します。

ジョージア料理

ジョージア料理の概要

ジョージアという国をご存じですか?

最近旅行でジョージアを訪れた人から、再び訪れたい国として人気になっています。ジョージアは東ヨーロッパもしくは西アジアに区分されるコーカサス地方というところにある国です。

元々は「グルジア」と呼ばれていた国ですが、2014年に正式に「ジョージア」という国名になりました。

ジョージア料理は、伝統的な料理が多数ありますが、州によっても違ってきます。日本とよく似た食材を使うジョージアの料理は、日本人の舌にも非常によく合います。

日本同様に長寿大国と呼ばれるジョージアでは何が食べられているのでしょうか。

よく使われる食材

日本と同じく四季のある国なので、農作物が豊富に収穫できます。乳製品や木の実、香草やフルーツなど使用する食材も様々です。ワイン発祥の地ともされており、ワインに合う料理が多いのも特徴です。

では、ジョージア料理でよく使われているのは、どんな食材なのか見ていきましょう。

肉・魚

多くの料理に使われているのが、肉や魚です。肉は牛・豚・鳥・羊と、魚は川魚を多く使用します。

チーズ

コーカサス山脈に位置するジョージアは、牧畜文化が根強く、チーズや発酵食品の生産が多く、ジョージアの料理にもよく使われます。地方によって違うチーズの味も楽しめます。

香辛料

農作物の収穫も豊富なジョージアは、香草や香辛料を使った料理が多くあります。

肉や魚の臭みけしや、味を引き立てるスパイスも、ジョージアを代表する料理の大半に使用されます。

パン

山岳地にある為、限られた食材を使用するジョージアは、穀物が主食で特にパンを多く食べています。

ジョージアの代表的な料理

日本人に合う食材を使用していることから、人気が高まってきているジョージア料理ですが、代表的な料理はどんなものがあるのでしょうか。

ハチャプリ

ボート型に成形したパンの上に、たっぷりのチーズをのせ焼き上げます。一度焼き上げてから卵を乗せ、さらに焼きます。

最後の仕上げにバターをのせ、パンの縁をちぎってチーズと卵をつけて食べると濃厚な味が口いっぱいに広がります。

ハルチョー

牛肉とお米、そして細かく切った野菜が入ったスープです。
トマトの酸味とスパイシーで適度な辛みがあります。
たっぷりの香辛料を使い、山岳地の寒さを耐え忍んでいた伝統的な料理です。

ヒンカリ

見た目は小籠包のような形をしています。生地の中に、ひき肉や玉ねぎ、パクチーなどの香草を混ぜたものを入れて包みます。

水餃子のようにお湯で湯がいたヒンカリは、強力粉によって弾力がある生地で、噛むとじんわりと中の肉だねの味が広がります。

シュクメルリ

たっぷりのニンニクを使用しています。鶏肉をバターでパリパリになるまで焼き、ニンニクとクリームソースで煮込んだ料理です。

2019年に牛丼チェーンの松屋が発売し、話題になりました。かなりニンニクをいれるので、体の芯から温まります。

チヒルトマー

骨付きの鶏肉をじっくり煮込み、玉ねぎや卵を入れます。ある程度煮立ったら、小麦粉でとろみをつけ、最後にフレッシュな生絞りレモンと、コリアンダーの葉をトッピングします。

鶏のうま味が引き立つさわやかなスープです。

ムツバディ

豪快な、串焼きの肉です。羊や豚を串にさし、ソースをかけて食べることが多いです。
日本のBBQのような料理です。

プハリ

茹でたほうれん草やキャベツなどを細かくみじん切りにします。ローストしたくるみも細かく刻み、にんにく、玉ねぎもみじん切りにして火を通しておき、荒熱がとっておきます。

すべての材料と、様々な香辛料を入れて混ぜ合わせ、丸く成形したものがプハリです。

オジャクリ

ジャーマンポテトのような料理です。豚肉とじゃがいもを炒め、塩コショウとワインビネガーで味付けします。オジャクリにも香草が入っているので、しつこくなく食べやすいです。
他にも、パプリカや玉ねぎを入れることもあります。

バクラジャーン・アレーハミ

スライスした茄子の中に、クルミやスパイスなどのソースを入れて巻き、焼き上げたものです。最後にザクロをトッピングした料理です。

アジャプサンダリ

ジョージアだけでなく、アルメニアの国民食でもあります。大きな鍋で茄子やじゃがいも、玉ねぎなどとししとう、にんにくなど香辛料を入れて煮込んだものです。

タバカ

丁寧に骨を抜いた鶏肉を、押さえつけながらパリッと焼き上げます。ジョージアでは一般的に、トケマリというプラムを使用した甘酸っぱいソースをつけて食べます。

チュルチヘラ

ワインが名産のジョージアで、よくとれる材料を使った伝統的なデザートです。

鍋にぶどうジュースと蜂蜜を入れ、水分を飛ばしたら小麦粉でとろみをつけます。
そこに糸に通したクルミやナッツを入れ、乾かします。

マツォーニ

日本でカスピ海ヨーグルトと呼ばれているものです。2種類の乳酸菌を混ぜ合わせ、自然な温度で発酵させることから、一般家庭でも手作りすることができます。

酸味の少なく、少し粘り気のあるヨーグルトです。

ジョージアワイン

気候と土地がワイン製造に適しているため、古くからワインの製造がおこなわれています。
ジョージアのワインは、クヴェヴリ製法というクヴェヴリという壺の中で発酵させ、さらに土に埋めて発酵を進めます。

約8000年の歴史ともいわれるジョージアワインは、2013年に無形文化遺産に認定されました。ヨーロッパのワインとはまた違った、フルーティな味わいのワインです。

長寿大国のジョージア料理

長寿大国と呼ばれる所以がわかる伝統料理の数々でした。

整腸効果の高い発酵食品が豊富で、体を温める香辛料や、クルミなどの木の実がほとんどの料理で使われています。

野菜も多くとれるので、料理に野菜がたくさん入っているのも長寿の秘訣ですね。日本人の舌に合うジョージア料理は、年々人気が高まり、レシピも様々なものを見ることができます。

マイナーな国なので、名前自体知らない人も多いと思いますが、一度旅先として訪れてみてはいかかでしょうか。

長期滞在での食生活も苦にならない国なので、自然豊かなジョージアでワインと料理を楽しみたいですね。

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