ギニア料理の概要
ギニアの主食は主にお米やキャッサバやヤムイモやとうもろこしの加工品が使われています。
ギニアの食生活は日本とはだいぶ異なっており、1日に1度まとめて料理をしたら3食同じものを食べるという食文化があります。
ギニアの家庭には冷蔵庫がないところが多くあるため、その日の食事の分しか買わないので3食同じものを食べる食生活がギニアの文化です。ギニアでは食材は無駄にしないのでこういった文化になっているとも言われています。
無駄が出ないようにその日の食材しか買わず、その日に使うというのは日本とは全然異なります。そのためスープや煮込み料理が多いのも特徴的です。また地域によっては今だに手で料理を食べる地域もあります。
宗教上の問題で食べられない食材がある地域や、お酒が飲めないという宗教の人もいますが、宗教がいくつかあるので家庭によります。
よく使われる食材
米
ギニアの主食の一つで煮込み料理やスープにかけて食べられることが多く、家庭によっては毎日食べられています。ギニアではバラバレとも呼ばれています。
豆
煮込み料理やスープがよく作られるギニア料理によく豆が使われています。柔らかく煮込まれた豆は人気でよく使われるています。
魚
煮込み料理などに使われますが、すりつぶして団子のようにして焼いてスープなどと一緒に食べられています。その他にも様々な料理に使われています。
ピーナッツバター
ギニアではピーナッツペーストを料理に使うことが度々あります。煮込み料理やスープなどに使われており、甘みを引き出してくれるのでよく料理に使われています。
代表的なギニア料理
ボラカイ
マニオクという葉をヤシ油と一緒に煮込んだ料理のことです。
玉ねぎなどの野菜や魚を加えたり、魚の骨を加えて煮込まれてたりと家庭によって作り方は違いますが、魚の旨味が加えられることでさらに旨味がアップするので魚の骨が加えられたボラカイが人気です。
カンシーイエ
団子状にした魚のすり身にトマトベースのソースにピーナッツペーストを加えて煮込まれている料理です。ピーナッツペーストが入っているので少々甘めに作られているのがほとんどですが、辛めに作られたりと家庭によって味付けは違います。
最近ではコンソメが主流になってきており、コンソメを使って味付けをされたりとしています。これをお米にかけて食べられています。
ケケ
ケケとはスス族の言葉です。ケケ以外にもアティケなどとも呼ばれています。
キャッサバのデンプンを粒状にして揚げたものを更に炊いたものです。ケケには揚げた魚や鶏肉を煮込んだものを乗せて食べるのが一般的です。
野菜を煮込んだものや揚げ物を乗せて食べるので生野菜はあまり食べられていません。
スプ
ギニアではスープのことを全般にスプと言います。どんな具材が入っていてもスープは全てスプとされています。
特に屋台などで多いのが骨付き肉が入っており、トマト味のスプが多く作られています。家庭では様々なスプが作られており、お米やケケに合うスプが作られています。
リグラ
お米と野菜やお肉や魚を油で炊き込んだ料理のことです。
主にニンジンやキャベツやイモなどが一緒に炊かれており、野菜の旨味がしっかりお米についているので人気の料理です。また魚は丸々一匹一緒に炊かれているので食べ応えもあり、レストランだけでなく、屋台などでも人気の料理です。
オクラソース
日本のオクラよりも大きいオクラが使われており、ネバネバとしたソースですが、野菜やお肉、魚などと一緒に炒めて作られているソースなのですごく美味しく、ご飯に乗せて食べられたりしています。
ネバネバしたソースがお肉や魚との相性がよくギニアは定番の料理です。
マナニ
粒状になっている穀物を炊いて作られているおかゆのような料理です。見た目はスープのようにですが、スープではなくおかゆです。レモンと砂糖が入っているので甘酸っぱいので主食とはいきませんが人気の料理です。
色んな地域や家庭で作られているので、レモンが入っていないものや、甘みが少なめのものなど作り方は色々あります。
シボラ
米粉とあさりを使った料理です。見た目は揚げたお菓子のような、フリッターのような見た目です。お菓子感覚で食べられる料理ですが、あさりの旨味が凝縮されており、屋台などでも人気の料理です。
ギニア海に面している地域なので他の国に比べて貝類や魚類はよく食べられています。
マフェ
日本でいうカレーのような見た目をしているマフェはピーナッツペーストをベースに作られている家庭料理でお米に合うのでレストランなどでも食べられている人気の料理です。
トマトや赤唐辛子などが使われており、小麦粉やオクラソースなどでとろみをつけられており、カレーに似ているのが特徴です。全く味は違いますが、見た目はお米にかけて食べられているのでカレーにも似ていることから日本人にも人気です。
ターディエン
魚の身とワタを使って煮込まれた料理です。日本では魚のワタは捨てられてしまうことがほとんどですが、ギニアでは無駄なく食べられています。一緒にトマトなども煮込まれた料理です。
ソルベー
クランベリーやオレンジの粉末インスタントジュースのことです。これにジンジャー汁を入れて作られているギニア特有の飲み物です。似た飲み物は付近の国にもありますが、ギニアではジンジャー汁が入っているのが特徴です。
カンケー
カンケーとはギニアのスス族の言葉で他の国であパームワインと言われています。
ヤシの果汁を使っており、軽く発酵させて微炭酸にした飲み物のことです。ほのかな甘みがあり、シャンパンのような飲み口でギニアで飲まれている飲み物です。
ジンジャン
ジンジャービアのことですが、ノンアールコールでパンチの効いた飲み物です。生姜の搾り汁と砂糖で作られており、生姜のパンチとほのかな甘さが人気です。
ケンケリバ
ギニアで飲まれているお茶のことです。ギニアにケンケリバで使われているお茶の木がたくさんあるので最も飲まれていますが、他の木の葉などでも作られています。柿の葉などでも作られています。
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