「イタリアの料理」時間をかけて食材の旨みを堪能する風習がある。

イタリア料理

イタリア料理の概要

イタリア料理は、なんと古代ローマの時代から食べられていたと言われております。しかもその当時からまずは前菜、そしてメインディッシュ、最後にデザートを食べるという今やイタリア料理の定番とも言えるであろう料理の出し方を行っていたようです。

世界各地に伝わった今でも同様、その頃から既にイタリア料理は時間をかけて食材の旨みを堪能する風習があり、大体1回の食事につき2から3時間ほどゆっくりと時間をかけて食べられていて、一口一口を大切に味わって噛み締めていました。

他国の料理に影響を与えたイタリア料理

そしてなんといっても驚きなのが、イタリア料理は歴史が古いため他国の食文化にも活かされていると言われています。

代表的なのがフランス料理で、今からおよそ500年前にフランスの貴族がイタリアから料理人を連れてきて、ナイフやフォークといった食器の使い方やテーブルマナーを学び、そしてイタリア料理を作らせたことから、フランスはイタリア料理の文化に影響を受けたようです。

そして月日は流れ、イタリア料理は明治時代に日本にも広まったと言われています。

テーブルマナー

イタリア料理にはあらゆるテーブルマナーがあり、まず1つ目には一度口に入れた食材は口から出さない方が良いという決まりがあります。それはなぜかというと、口から出した本人もそうですしそれを見ている周りの方からも「汚い」というイメージがもたれてしまうからなのです。

そのため、実際に口の中に食材を入れる前に果物の種や魚の骨などはナイフやフォークを使って取り除いておく必要があります。

他にも、大きくて口に入れにくいパンや果物などにかぶりついて食べることも良くは思われません。そのため、食べる前に口にほどよく一口で入る大きさにカットしておくのがマナーとなるのです。

他には、なるべく食事中には音を立てずに食べるというマナーがあります。例えばナイフやフォークなどから立ちやすい食器音、スープやパスタなどを吸う音、携帯電話などの着信音などには注意が必要です。

イタリア料理はゆっくりと時間をかけて食べるのが基本なので、焦らず食器の音を立てずに、口に入れやすい大きさの食材を一口で食べるのが良いでしょう。携帯電話などはお店に入る前からマナーモードに設定しておくか電源を切っておいた方が安心できます。

よく使われる食材

南イタリアの食材

イタリア料理には、誰もが知っているようにトマトやオリーブ、そしてオリーブオイルをよく使います。しかしこれは世界的に広まっているだけであって、実際には他にもよく使われている食材があるのです。

上記にあげた食材たちは、イタリアの中でも南イタリアの地域でよく使われている食材であり、北イタリアになるとまた違った食材が出て来ます。

北イタリアの食材

例えば、言われてみればそうだと思われる方も多いとは思いますが、パンやリゾットに使われている小麦が代表的です。さらに小麦の使い道はそれだけではなく、なんとデザートとしても甘く煮詰めたものが使用されていることがあるのです。

野菜

他には、野菜でいうとトマトだけではなく、ナスやジャガイモ、タマネギやニンジンなど、日本人も日常的に多く利用している食材たちが使われています。

イタリア料理の中で野菜というのは副菜として使われているだけでなく、メインの食材としても使われる万能なものなのです。

果物はデザートで利用しているだけではなく、魚や肉といったメインディッシュとなる料理のソースとして使われていることもあるのです。果物のフルーティーな味わいや酸味がとてもマッチして、魚や肉の本来の味を引き立ててくれるという素晴らしい効果もあります。

肉類

他にも、主にメインディッシュとして使われる食材の中では、肉ですと豚や牛、鶏や羊が使われることが多いです。

「ジビエ」と呼ばれる野生の獣の肉を使った料理も大変流行っており、鴨や猪、キジやハトなど日本ではあまり味が知られていないものもよく利用されている傾向があります。

魚介類ですと海水魚はもちろんのこと、貝やイカやエビ、そして川に住む淡水魚も頻繁に利用されています。

代表的なイタリアの料理

ボロネーゼ

地域を分けずにイタリア全体で代表的な料理となっているのは、まずボロネーゼです。

ボロネーゼというと日本の方の場合パスタの名前だと思われがちですが、実はパスタやラザニアなどに使用される刻んだタマネギやセロリやひき肉を炒めて作ったソースのことを言うのです。万能なソースのため、さまざまな料理に使えるのでイタリアでは代表的なものとなっています。

生ハム

他には、塩漬けにしておいた豚肉を長い時間をかけてじっくりと薫製させ、それを薄くスライスさせた生ハムがあります。

日本に流通している生ハムの多くはイタリア産のものではなく、ドイツ産のものだといわれているので、イタリアの本場の味が知りたい方は実際に現地に訪れて食べるのが良いでしょう。

リゾット

生の米をバターやオリーブオイルで炒め、それにブイヨンなどの入ったスープを入れて作るリゾットがあります。リゾットは元々は米の生産が盛んであったイタリア北部で作られていた料理ですが、それが段々と各地に広がっていき今ではイタリア全域で誰もが国民的料理として食べられています。

アクアパッツァ

アクアパッツァと聞くと、ブイヨンがベースとなっている旨味が凝縮した料理を想像される方も多いとは思いますが、実はイタリアではこの料理にブイヨンは一切使われていません

野菜や魚を水で煮込み、その食材から出た本来の美味しい出汁のみで作られているのです

使われる食材として一般的なのはニンニクやトマトやイタリアンパセリ、魚だと白身のタラやスズキ、タイやカサゴなど比較的身の柔らかいものが使われている傾向があります。

青魚であるサバを使用して作るアクアパッツァもあるようで、白身魚とはまた違った味わいを楽しめるようです。

パンナコッタ

最後に紹介したいのが、パンナコッタです。

温めた濃厚なクリームにゼラチンを入れて溶かし、それを冷やして固めて果物のソースなどをかけて食べるデザートになります。補足ですが、パンナコッタとはイタリア語で「調理をされたクリーム」という意味があるそうです。

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