「ケニアの料理」42もの部族民と、イギリス領であったインドからの労働者達によって影響を受ける。

ケニア料理

【ケニア料理の概要】

日本人の私たちにとってあまり馴染みのない国“ケニア”ですが、正式名称は“ケニア共和国”です。通称ケニアはアフリカ大陸の東に赤道をまたがるように位置する国で“サバンナ”や“マサイ族”で有名です。

国民は主にスワヒリ語を話し、プラスして英語や部族語も話せるということでケニアの人々の言語能力の高さをうかがえます。

他にも観光名所として広大な土地を誇る国立公園が有名で、国土の大半を占めているというのですから驚きです。豊かな自然やたくさんの動物たちは各国からの観光客を魅了しています。

第44代アメリカ大統領に就任したバラク・オバマ氏の父親の故郷としても有名です。そんなケニアの料理は42もの部族民と、ケニア同様イギリス領であったインドからの労働者達によってその歴史に大きく影響を与えています。

【伝統的なケニアの料理】

Ugali(ウガリ)

主に主食として食べられています。

メイズ(とうもろこし)やキャッサバ(いも)などを粉末にしたものを熱湯になじませながら練って作ります。お安く手に入る食材で簡単に作れるので多くの家庭で食べられています。練れば練るほど粘りが増すのでかなりの重労働になるようです。

ウガリにはきちんとした味がついているわけではないので単品で美味しく食べるものではないようです。 “ほかの料理と一緒に美味しくいただく”というスタンスが基本です。

Pilau(ピラウ)

野菜とお肉を炒めて煮込んだスープにお米を混ぜて炊きこんだ料理です。お肉には主に牛肉か羊肉を使用します。日本でいう“ピラフ”です。

近年ではウガリよりも米を主食とするケニア人が増えているようです。ケニアではバスマティ米が主流で細長くパサパサとした舌触りです。販売店によっては日本から輸入した“コシヒカリ”が置いてあるところもあるようです。

karanga(カランガ)

日本でいう“ビーフシチュー”です。地域によって使用する材料や呼び名も複数存在します。

一般的なカランガはロイコベースのスープに牛肉・トマト・ジャガイモを入れて煮込んで作られています。薄味で作られているようで塩でそれぞれ調整しながらいただくようです。ケールやパクチーを入れる地域もあります。

“ロイコ”はケニアのレストランで出てくるスープの味付けには、ほとんどの場合使用する万能調味料です。そのため具材は異なっても基本の味は一緒の場合がほとんどなのが面白いですね。

Nyama Choma(ニャマチョマ)

ニャマチョマとはスワヒリ語で「ニャマ=肉」「チョマ=焼く」そう、日本人も大好きな焼肉です

肉の種類は様々ですが、お勧めはヤギ肉で、ケニアでは捌きたてをいただくので臭みがなく美味しく食べられるそうです。

ちなみにケニアのお肉事情は牛肉が安く鶏肉が高いんだとか・・・日本人としては羨ましいです。

Chapati(チャパティ)

ウガリのようにケニアの主食のなかの1つです。チャパティ粉に水を混ぜ丸く平らにのばした生地にバターをつけて焼くだけのシンプルなもので、インドのナンに似ています。

チャパティは南アジアの料理ですが、ケニア料理としても広く浸透しています。とても簡単に作れ、他の料理とも相性が良いのが特徴です。

Samaki(サマキ)

ケニアでは魚料理を総称して“サマキ”と呼びます。海沿いに位置する地域では“サマキ”がよく食べられます。内陸部では湖で獲れるナイルパーチという白身魚を食べます。

魚は肉よりも高い贅沢品のため頻繁には食べらません。料理のバリエーションは、油で揚げたり揚げた魚をトマトベースで煮込むくらいで非常に少ないです。

Sukumawiki(スクマウィキ)

青汁で有名なケールの一種です。細かく刻んだものをしんなりするまで炒め、ウガリと一緒に食べるのが主流です。

スワヒリ語で「Push the Week=一週間をのりきろう!」という意味を持ち、ケニア人のソウルフードです。野菜市場で安く手に入れることができ、刻んだ状態のものも販売されています。

Mahargwe(マハラグウェ)

金時豆に似た豆の料理です。煮込んだ豆を塩などで味付けするだけのシンプルな料理で、安く食べられますが煮込んだ豆は甘みがあり美味しくいただけます。

野菜の収穫期にはかぼちゃの葉などを一緒に煮込み楽しみます。

Gtheli(ギゼリ)

マハラグウェ同様豆を使用した料理ですが、こちらはケニアではウガリと同じくらいローカルな料理です。

トウモロコシと豆を煮合わせたものを塩で味付けしただけの料理で、かなりの歯ごたえがあります。また、他の野菜を一緒に煮込む事で甘みが増すだけでなく栄養価も高くなるため一部の学校給食で支給されています。

日本人にはトウモロコシの皮を剥いてすこし柔らかくしたモトコイ(Motokoi)と呼ばれるローカル料理の方が柔らかいためお勧めです。

Uji(ウジ)

大豆やピーナッツ、ナッツ類、ヒエ、アワなどが原材料となっており、栄養価が高くて美味しいスープのような食べ物です。

ケニアではご飯の前に食べると食欲がわくといわれています。

Simsim(シムシム)

ゴマを水あめなどで固めた簡単に作れるケニアのお菓子です。

chai(チャイ)

“チャイ”といえばインドを思い浮かべると思いますが、インドからの移住してきた人々が多いケニアでもポピュラーな飲み物として飲まれています。砂糖いっぱいの濃厚で熱々のミルクティーで朝食代わりや寒い夜などに好んで飲みます。

濃いめに煮出したミルクティーにマサラなどの香料とたっぷりの砂糖が入っておりインド式で飲まれています。

Tusker(タスカー)

ケニアを代表的するビールです。これまでに数々の賞を受賞したことでも聞いたことのある方もいるのではないでしょうか。ドライ感がありすっきりと飲むことができます。この他にも“ピルスナー”や“ホワイトキャップ”などのビールがあります。

美味しい料理はもちろんですがケニアには有名な国立公園や野生の動物たちなどたくさんの魅力があります。ケニア文化を知る機会としても1度は訪れてみたいですね。

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