「リヒテンシュタインの料理」中欧とアルプス地方の食文化が融合した料理が食べられる。

リヒテンシュタイン

リヒテンシュタイン料理の概要

世界で6番目に小さい国、リヒテンシュタイン。オーストリアとスイスに囲まれた、ヨーロッパの公国です。

国土の3分の2が山岳地帯となっており、冬には山々に真っ白い雪が降り積もる美しい景色を見ることができます。

リヒテンシュタインに住んでいるのは、約38,000人ほどの人々です。

その内の人口の約9割は、ドイツ系のアレマン人です。リヒテンシュタインの国家元首は公爵で、ヨーロッパの君主の中でもっとも資産が多いのが特徴です。

また、リヒテンシュタインはタックスヘイブンであることからも海外の企業が多く進出しており、そのため国の税収が多くなっているという特徴があります。

そういった背景があり、リヒテンシュタインは経済が豊かなことでも知られています。

そんなリヒテンシュタインでは、中欧とアルプス地方の食文化が融合した料理が食べられています。

主食は、パスタやパンなどで、主菜や副菜として欠かせないのがスープやチーズ、豚肉、アスパラガスなどです。

よく使われる食材

チーズ

リヒテンシュタインの料理に欠かすことができないのが、チーズです。

アルプス地方の食文化の影響を受け、リヒテンシュタインでは古くからさまざまなチーズが食べられてきました。

そのまま食べることもありますし、チーズフォンデュにしたりパスタソースにしたりと、色々な料理に使われる食材でもあります。

「ソーカーカス」という名前のリヒテンシュタインでしか作られていないチーズも存在します。

豚肉

リヒテンシュタインの肉料理にもっともよく使われているのが、豚肉です。

そのまま食べるのはもちろんのこと、ベーコンやハムなどに加工して食べることも多々あります。もちろん牛肉や鶏肉なども食べられていますが、豚肉ほどではありません。

トウモロコシ粉

リヒテンシュタインでは、小麦粉やそば粉のほかにトウモロコシ粉も頻繁に使われます。

セモリナ粉と一緒に牛乳の中に入れて煮たり、トウモロコシ粉を団子状にしてスープの具材にしたりして使うのが一般的です。

アスパラガス

リヒテンシュタイン料理の付け合わせとして、頻繁に使われているのがアスパラガスです。

特に春先に食べられることが多く、ホワイトアスパラガスなども人気です。そのまま食べるほか、ペースト状にしてスープなどの材料にも使われます。

じゃがいも

じゃがいもも、リヒテンシュタインの料理ではよく使われている食材のひとつです。そのまま食べることもありますが、細かく切ってプレートのような形にしてオリーブオイルで焼いたり、チーズをつけて食べたりすることもあります。

代表的なリヒテンシュタインの料理

カスクノーフル

カスクノーフルは、小麦粉やそば粉で作った小さめのパスタ(通常のニョッキよりも小さいことが多い)にチーズとロースト・またはフライにしたタマネギをかけて食べる、リヒテンシュタインを代表する料理のひとつです。

リヒテンシュタインでは、その上から更にアップルソースをかけて食べることもあります。リヒテンシュタインのチーズの美味しさを存分に楽しむことができる、郷土料理のひとつです。

リベル(レブル)

リベル(レブル)は、牛乳の中にトウモロコシ粉とセモリナ粉を一緒に加えておかゆ状にした伝統料理です。

古くは貧困層の農民の家庭で食べられていたものですが、現在でもチーズなどをかけて食べられています。

ハファラーバン

トウモロコシ粉を団子状にしたものや、ベーコン、ハム、タマネギなどを入れて作るのが、ハファラーバンです。

リヒテンシュタインでは古くからあるシンプルなスープで、現在でも家庭料理として親しまれています。

ミュースリー

ミュースリーは、リヒテンシュタインで主に朝ご飯として食べられている食事です。

オートミールやグラノーラのようなもので、ドライフルーツやナッツなどが入っています。バナナや牛乳、ヨーグルトなどと合わせていただきます。

シュニッツェル

リヒテンシュタインのお隣のオーストリアやドイツで生まれたと言われているのが、このシュニッツェルです。

もともとは子牛のカツレツのことですが、リヒテンシュタインでは子牛よりも豚肉で作られることが多いようです。

ペイストリー

ペイストリーは、ケーキやパイ、タルトなどの総称のひとつで、リヒテンシュタインでは頻繁に食べられています。

ベリー系のジャムやコンフィチュールなどを使ったパイやクッキー、タルトのほか、干しブドウなどを加えたパン(デニッシュ)なども人気です。

チーズフォンデュ

リヒテンシュタインでは、ディナーによく食べられているのがチーズフォンデュです。

日本のチーズフォンデュでは、パンのほかに野菜やソーセージなどを具材として使いますが、リヒテンシュタインでは基本的にパンのみをチーズと絡めて食べます。

レシュティ

レシュティは、じゃがいもを使ったリヒテンシュタインの郷土料理のひとつです。もともとはスイス料理としてスイス全土で食べられていたもので、現在ではスイスの国民食とも言われているものです。

粗く切ったじゃがいもをパンケーキのようなプレート状にし、オリーブオイルを熱したフライパンでこんがりと揚げ焼きする料理です。

シンプルな料理ですので、家庭やレストランによっては具材を追加したり、スパイスを加えたりしてさまざまなアレンジが加えられています。

ヴァイスヴルスト

ヴァイスヴルストは、ドイツに伝わる伝統的なソーセージです。

ドイツとリヒテンシュタインは地理的に近いこともあり、このヴァイスヴルストもリヒテンシュタインではよく食べられています。

カルダモンやパセリ、ナツメグなどのスパイスが特徴的なソーセージです。

サンドイッチ

リヒテンシュタインでは、頻繁にサンドイッチが食べられています。チーズやハム、ベーコンなどのほか、じゃがいもやアスパラガスなどの野菜と一緒に食べます。

通常のサンドイッチのほか、北欧諸国でよくみられるスモーブローのようなオープンサンドを食べる場合もあります。

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