「ルクセンブルクの料理」独自の発達を遂げてきた料理はやや少なめです。

ルクセンブルク料理

ルクセンブルク料理の概要

ヨーロッパに位置する、ルクセンブルク大公国。フランス、ドイツ、ベルギーと国境を接する内陸国です。ルクセンブルクの人口はおよそ57万人となっており、面積も神奈川県と同じくらいというとても小さな国です。

ルクセンブルクには世界各国の金融機関が集中しているという特徴があります。そのため、なんと国民ひとり当たりのGDPは世界でもっとも高くなっています。

そんな裕福なルクセンブルクですが、現地ではどのような料理が食べられているのでしょうか?

ルクセンブルクで主食として食べられているのが、パンです。特にバゲットなどは、メインディッシュに添えていただくのが一般的です。

メインディッシュには、ルクセンブルクを代表する家庭料理である「ジュッド・マット・ガーデボウネン」という煮込み料理のほか、魚料理や肉料理などがあります。

ルクセンブルクは内陸国ですので、魚料理には基本的には川魚が使われます。また、肉料理は温かいものだけでなく、ハムやパテなどの冷たいものも頻繁に食べられているという特徴があります。

周囲のヨーロッパ諸国と比較すると、ルクセンブルクで独自の発達を遂げてきた料理はやや少なめであり、周辺にあるフランス、ドイツ、ベルギーの影響を受けた料理が主流となっています。

よく使われる食材

パン

ルクセンブルクの主食のひとつがパンです。食卓には、しょっちゅう焼きたてのパンがのぼります。

フランス系のバゲットやクロワッサン、カンパーニュなどのほか、ドイツ系のプレッツェルやベルリナーなどもよく食べられています。

街中には美味しいベーカリーも多いので、ルクセンブルクに行かれる際はぜひ立ち寄ってみてくださいね。

ソラマメ

ルクセンブルクの伝統料理に欠かせないのが、ソラマメです。肉と一緒に煮込んでいただくのが一般的です。

野菜類

ルクセンブルクの料理に頻繁に使われているのが、ジャガイモやタマネギ、ニンジンなどの野菜類です。

これらもソラマメと同様に煮込み料理に使われたり、炒めたり茹でたりして肉料理の付け合わせにされることが多くなっています。

ハム

ルクセンブルクでは、国産のハムを料理に使うのも一般的です。そのまま料理に使うほか、一度スモークしたものを使用することも少なくありません。

チーズ

ルクセンブルクでは国内でチーズも作られており、名物のひとつとなっています。トーストにのせていただいたり、デザートの材料として使われていたりもします。

リースリング

リースリングとは、白ワインに使われるブドウの品種のひとつです。ルクセンブルクの魚料理に欠かせないのが、このリースリングを使ったソースです。ワインは、ルクセンブルクの名物です。

代表的なルクセンブルクの料理

ジュッド・マット・ガーデボウネン

ルクセンブルクは、古くからフランス料理やドイツ料理、ベルギー料理の影響を受けてきたということもあって、独自の料理が比較的少ないという特徴があります。

しかしながら、このジュッド・マット・ガーデボウネンは違います。この料理は、数少ない「ルクセンブルクならではの料理」のひとつなんです。

材料は、ソラマメとスモークしたハム、ベーコン、ジャガイモ、タマネギ、ニンジン、ピーマン、ローズマリーなどです。これらをバターや小麦粉を入れたスープの中で煮込む料理です。

煮込み料理ですが、スープはつぎ分けずに中の具材だけをプレートに移して食べるのが一般的です。ルクセンブルクの国民食と言われているほど、ポピュラーな料理なんですよ。

パテ・オ・リースリング

パテ・オ・リースリングは、ルクセンブルクを代表する料理のひとつです。

白ワインに使われるブドウの一種であるリースリングをジュレ状にしてパテの上にのせ、それをバゲットやカンパーニュなどのハード系のパンの上に塗っていただきます。

パテにはタマネギやセロリなどの野菜がたくさん使われており、とっても美味しいですよ。
ルクセンブルクでは、前菜やフィンガーフードとしてよく食べられています。

フランスの食文化の影響を感じさせる料理のひとつです。

クネル

クネルも、ルクセンブルクでは古くから食べられている料理です。小麦粉で作った生地の中に具材を詰めて団子状にし、茹でた料理を「ダンプリング」といいますが、クネルはそのダンプリングの一種です。

特徴は、具材にレバーが使われているということです。ジャガイモやザワークラフトなどと一緒にいただくのが一般的です。見た目は、日本の水餃子のようなイメージです。

ボーネシュルップ

ボーネシュルップは、ルクセンブルクの家庭でよく作られている温かいスープ料理です。

材料は先ほどご紹介した「ジュッド・マット・ガーデボウネン」と似ています。サヤインゲンやジャガイモ、ニンジン、タマネギ、ベーコン、スモークハムなどをじっくりと煮込んだものです。

「メットヴルスト」と呼ばれる、ドライソーセージもよく具材として使われています。

グロンパーキシェシャー

グロンパーキシェシャーも、ルクセンブルクの家庭でよく見かける料理です。ジャガイモを使った、ルクセンブルク風のパンケーキです。

ジャガイモを使ったパンケーキは、ルクセンブルクに限らずヨーロッパ各国でよく食べられていますよね。このグロンパーキシェシャーは、りんごで作ったジャムやソース、サワークリームなどを添えて食べられるのが一般的です。

ドイツ料理の影響を垣間見ることができる料理です。

ヴェックマン

ヴェックマンは、ルクセンブルクでクリスマスシーズンによく食べられているパンの一種です。人形の形をしているかわいらしいパンで、もともとはドイツで生まれたと言われています。

フランスでは「マナラ」とも呼ばれており、ルクセンブルクだけでなくヨーロッパ各地で目にすることができます。

基本的にはジンジャーブレッドマンのように人形の形をしていますが、まれにガチョウなどの動物の形をしているものも売られています。

ルクセンブルクでは家庭で作られていることも多く、アドベントの時季に小さな子どもと一緒に焼くこともあります。

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