「モルディブの料理」周りに海に囲まれていて魚を使った料理

モルディブ料理

モルディブ料理の概要

モルディブはインド洋に囲まれたサンゴ礁で有名なリゾート地です。インドの南端の南西あたりに位置しています。

モルディブでは、漁業がさかんで、魚がよく食べられています。モルディブの一人当たりの魚の消費量は日本よりも多く、なんと世界一だそうです。

周りに海に囲まれていて魚を使った料理が多いため、モルディブ料理が口に合うと思う日本人は多いようです。

モルディブでよく使われる食材

その魚の中でも特によく食べられているのは、ツナ(イエローフィンツナ、カツオ)で、時間にもよりますが、首都マーレの魚市場に行くと、その日水揚げされた大量のツナが床に並べられているのを見ることができます。

リーフフィッシュ(白身の魚)も売られていますが、ツナと比較すると量は圧倒的に少ないです。

魚の加工品

また、魚は、そのまま料理に使うだけではなく、加工して保存食のようにすることもあります。

魚の加工品の中で特筆すべきものは、カツオを茹でて燻して干した「ワローマス」や「ヒキマス」と呼ばれる、日本の「かつお節」によく似たものでしょう。

「ワローマス」と「ヒキマス」の大きなちがいは硬さで、柔らかい「ワローマス」は、日本の「なま節」に、硬い「ヒキマス」は「かつお節」に例えられることが多いようです。

首都マーレでも、民家の軒先などで、ザルに入れたカツオを干しているのを見かけることがあります。ハエがたかっていたりするので、衛生面がやや気になりますが、最近では真空パックのものも売られていて、スーパーなどで購入することができます。

魚の加工品には、魚のエキスをドロドロに煮詰めた「リハークル」というものもあり、これは、調味料のように使われています。これもスーパーなどで購入することができます。

国教がイスラム教なので豚肉は食べません。牛肉(バッファロー肉)や鶏肉などは輸入されていますが、牛肉はあまりポピュラーではなく、鶏肉を使った料理のほうが多いようです。

野菜

野菜に関しては、その多くが輸入品で、手に入る野菜の種類は限られています。

特にローカル島でコンスタントに手に入る野菜の種類は少なく、じゃがいも、タマネギ、トマト、キャベツなど、数種類のみです。

しかも、たいていのローカル島では、その野菜も首都マーレから船で運んでくるため、数日間続けて海が荒れたりすると、その数種類の野菜ですら手に入りにくくなることもありあます。

首都マーレでは、ローカル島に比べると手に入る野菜の種類は多く、レタスなどの葉物野菜も売られていますが、輸入品なのでかなり高額です。全体的に見て、野菜の摂取量は日本よりかなり少ないように思われます。

モルディブ料理

「ロシ」

塩やオイルを入れてお湯でこねた小麦粉を薄くのばして焼いたもので、これが、モルディブの主食です。

「マスフニ」

ツナと削ったココナツを混ぜたものです。

チリを入れたり、ライムをしぼってかけたり、多少のバリエーションがあります。これを、ちぎった「ロシ」でつまんで食べます。

「マスフニ」は、主に朝食として食べられていて、断食の期間には、断食明けの日没直後の食事(ブレックファスト)としても食べられます。日本人の口にも合うようで、モルディブ在住の日本人の中は、気に入ってよく食べている人もいます。

「カレー」

モルディブの人は毎日のようにカレーを食べます。多いのはもちろん、「マスリハ」と呼ばれる魚のカレーですが、「ククルリハ」と呼ばれる鶏肉のカレーもあります。

いうまでもなく、カレールーではなくカレー粉を使って作りますが、モルディブには魚用のカレー粉と鶏肉用のカレー粉が別々に売ってあり、使い分けられています。

「マスリハ」も「ククルリハ」も、どちらも、とろみはなく、さらっとした水気の多いカレーです。ちぎった「ロシ」か、炊いた米にかけて、かき混ぜて食べます。

食べるときには、フォークやスプーンを使う人もいますが、手で食べる人のほうが多いようです。ただし、宗教上の理由から、手で食べるときには左手は使わず、右手だけを使います。

「ガルディア」

簡単に言うと、ぶつ切りの魚のスープです。味付けは主に塩だけで、スープは透き通っています。カレーと同じように、ちぎった「ロシ」か、炊いた米にかけて、かき混ぜて食べます。

「ヘディカ」

モルディブには「サーボーン」というティータイムがあります。

「サーボーン」の「サー」は「お茶」、「ボーン」は「飲む」という意味で、日本で言う「お茶をする」に近いものかと思われます。

この「サーボーン」のときに、お茶といっしょに食べるスナックのようなものを、全部ひっくるめて「ヘディカ」と呼びます。「ヘディカ」には、甘いものと、甘くないものがあります。

甘いものには、小さなホットケーキを筒状に丸めたようなものや、カステラに似たケーキなどがあります。

甘くないものには、フレーク状のツナやタマネギなどを小麦粉の生地でくるんで焼いた「マスロシ」、ゆでたまご入りのコロッケみたいな「ビスカトゥレット」、刻んだゆでたまごやキャベツの入った「ビスキーミヤ」など、いろいろあります。

「ヘディカ」といっしょに飲むのは、砂糖をたっぷり入れた紅茶のことが多いようです。

ヌードル

モルディブではインスタントヌードルが意外とよく食べられています。インスタントヌードルの食べ方には、大きく分けて2種類あります。

まず、1つ目は、麺を茹でて、そこに、パッケージに封入されているパウダー状のスープの素を入れて食べるという、日本と同じような食べ方です。この場合、出来上がったものは「スープヌードル」と呼ばれます。

そして、2つ目は、茹でた麺のお湯を切って、フライドライスのライスのかわりにその麺を使うという食べ方です。この場合、出来上がったものは「フライドヌードル」と呼ばれます。

「フライドヌードル」は、レストランのメニューに載っていることもけっこうあります

「フライドライス」があるレストランには、たいてい、「フライドヌードル」もあって、多くの場合、「チキンフライドヌードル」と、「ツナフライドヌードル」と、「ベジタブルフライドヌードル」の3種類から選ぶことができます。

「スープヌードル」を作るときも、「フライドヌードル」を作るときも、インスタントヌードルの袋を開封する前に、外側から麺をたたいて、細かく砕きます。

そうすると、「スープヌードル」にしても、「フライドヌードル」にしても、スプーンで食べるのが簡単になります。

バンブケヨ

バンブケヨというのは、ブレッドフルーツ(パンノキ)のことで、この木の実をスライスして油で揚げたものが、よく食べられています。

ちょっと分厚いポテトチップスのようなかんじです。モルディブ在住の日本人の中にも、気に入っている人がけっこういるようです。

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