「サウジアラビアの料理」何千年も昔から食べられている伝統の料理を楽しめる。

サウジアラビア

サウジアラビア料理の概要

中東にあるサウジアラビア。石油が出る国でとても有名な国です。

このサウジアラビアの料理は現在ではあまり考えられない珍しい特徴があります。近年輸送手段が発達し私たちは世界中から食材を取り寄せ、世界の料理を食べることができるようになりました。

しかしこのサウジアラビアはこの時代の進展にあまり興味を示すことなく、何千年も昔から食べられている伝統の料理を今でも好んで食しています。

そしてサウジアラビアはイスラム教徒が多く、食事にはとても厳しい戒律があります。イスラム教徒は宗教上の理由から豚肉を食べることができません。他の肉を食べる時にも、宗教上のルールに従って処理された肉を神に感謝しながら食べると言う習慣があります。

サウジアラビア料理には香辛料やスパイスがたくさん使われます。しかし唐辛子はあまり使わないため、インド料理のような辛い料理はあまりありません。

その他にサウジアラビアにはベドウィンと呼ばれる砂漠で羊やラクダを放牧して生計を立てている民族がいます。彼らも昔ながらの伝統的な料理を持っていて、羊やラクダの乳や肉が料理に使われるようです。

またサウジアラビアではお箸やフォークのような道具を使わずに食べるものを手で食べると言う習慣があります。

椅子やテーブルに座って食べるのではなく、昔の日本のように床に座って食べます。独特の文化を持つこのサウジアラビアの料理はあまり有名ではありませんが、素朴で大昔から引き継がれている料理なのです

サウジアラビア料理の食材

サウジアラビアでよく使われる食材は小麦粉、米、ひつじ肉、鶏肉、ヨーグルト、ナッツ、ビーツ等があります。サウジアラビアでは豚肉を食べることが禁止されているため、羊や鶏肉がメインとなります。しかしペドウィンと呼ばれる遊牧民の間ではラクダの肉も食されているようです。サウジアラビアの料理は近年開発されたものは少なくそのほとんどは何千年も昔から食べられている料理がほとんどです。時代に沿って多少改善はされているようですが、それでも昔の伝統は固く守られています。サウジアラビアでは宗教上の理由でアルコールが禁止されています。そのためコーヒーを楽しむ人が非常に多く、コーヒーもまたサウジアラビア料理では欠かせない食材の1つとなっています。

サウジアラビアの有名な料理

カプサ

カプサはサウジアラビアを代表するとても有名な料理です。結婚式やお祝い事には必ずと言っていいほど出されるお祝いの料理でもあります。

このカプサと言うのは肉、野菜、スパイス、ヨーグルトを一緒に煮込み、十二分に出汁が出ると肉を取り出し、その中に米を入れて炊き込みます。日本で言う炊き込みご飯のようなものです。

大きなお皿に盛られて最後に取り出した肉を豪快にのせて盛り付けます。肉独特のクセがあるように思われがちですが、香辛料を使っているので口当たり良く、たくさん食べることができます。

コーヒー

今では世界中で飲まれているコーヒーですが、ここサウジアラビアでもコーヒーは1日に何杯も飲まれます。

宗教上の理由でお酒が禁止されているサウジアラビアでは人々にとってコーヒーと言うのは楽しみの1つとなっています。

サウジアラビアのコーヒーと言うのは他国とは違いコーヒーにスパイスを入れて飲みます。彼らのお気に入りのスパイスは甘みがたっぷりのカルダモンというスパイスの入ったコーヒーです。

サウジアラビアではコーヒーというのは最高のおもてなし料理の1つで、昔はお客様の前でコーヒー豆とスパイスを混ぜてすり鉢とすりこぎを使ってコーヒーを入れ、お客様をもてなしました。部屋いっぱいに香るコーヒーの香りとスパイスの効いたコーヒーで会話を楽しんだのです。

現在でもすり鉢とすりこぎを使用している家庭も多く、サウジアラビアにはコーヒーを飲むことができる喫茶店もたくさんあります。

ビーツ

日本ではあまりなじみのない食べ物ですが、サウジアラビアではよく食べられる食材です。

ビーツと言うのはナツメヤシの果実を干したものです。ドライフルーツの1種と考えてよいでしょう。形は楕円形、色は紫、大きさは直径1.5センチ位です。味は甘酸っぱく干しぶどうの味に似ています。

このビーツと言うのはコーヒーと一緒によく出されます。このセットは最高のおもてなしの材料とされています。

日本でいうお茶とお菓子の様な物ですが、ビーツはその中でも最高のおもてなし材料とされています。

通常はそのまま食べられることが多いのですが、サラダやその他の料理の上に乗せられます。その他にジャム、ジュース、お菓子などに利用されることもあり、サウジアラビアではよく使われる食材の1つです。

サンブ―サ

このサンブ―サというのは日本でいうあげ餃子のことをいいます。

餃子といっても中国や日本の餃子とは少し違い、小麦粉、卵、オリーブオイルを混ぜた作った皮の中にひき肉やナツメグなどの香辛料を入れてあげた料理です。

日本や中国では餃子の具として豚のひき肉が使われるのですが、サウジアラビアでは宗教上の理由で豚肉を食べることができないので、代わりに鶏肉や羊肉のひき肉が使われます。

餃子と同じ位の大きさですが、その色は卵を使っているため薄い黄色の色をしています。

フール

フールというのはサウジアラビアをはじめとする中東ではとても親しまれている朝食の1種です。

ソラマメを煮込みピューレ状にした物をオリーブオイルやレモンで味付けをします。このピューレ状にしたソラマメの中にピーマン、トマト、玉ねぎを加えて完成。そのまま食べるのかというとそうではなく、アエーシと呼ばれる中東独特の平べったいパンにのせて食べます。

穀類、野菜が手軽に一度に摂取できるという優れた朝食です。サウジアラビアではアエーシと呼ばれるパン、そしてフールとヨーグルトというのが定番の朝ご飯のようです。

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