「スリランカの料理」ご飯を様々なおかずと一緒に食べる習慣

スリランカ料理

スリランカ料理の概要

スリランカは南アジアのインドの南に位置していて、スリランカの主要民族であるニンハラ人が人口の75%を占めています。

中南部に多く分布しており、その多くの人が仏教を信仰しています。国民の2割は南インドのタミル・ナードゥ州出身のタミル人で主にヒンズー教やイスラム教、キリスト教を信仰しています。

シンハラ人とタミル人は言語が違うため、それぞれの料理の名称は違うものの、今日まで食べられてきた料理はとても似ていてスリランカ料理の根底がそこにはあります。

南インド料理との共通点

そのため、南インド料理との共通点が多いのが特徴です。

また、日本人と同様にご飯を様々なおかずと一緒に食べる習慣があり、米粉を使った麺料理や伝統的なデザートが多いのも特徴です。周りを海で囲まれているため、鮮度の高い魚介類を使った料理もたくさんあります。

スリランカの料理は香辛料をふんだんに使用したスパイシーな料理が多く、カレーが主食のひとつです。

ココナッツミルクを多く使用

インド料理との違いはココナッツミルクを多く使用し、マイルドな味付けにしたものやココナッツオイルベースのものがあり、汁気も多くさっぱりとした口当たりに仕上げるのが特徴です。

基本はお米と一緒に食べますが、米粉から作ったクレープや蒸しパン、小麦粉から作った平たいパン「ロティ」ともよく合います。辛さを抑えたカレーもあるので辛いのが苦手な方でも本場のカレーが楽しめます。

紅茶栽培

スリランカで紅茶栽培が始まったのはイギリスの植民地化されたのがきっかけです。イギリスは初めコーヒー栽培を目指していましたが、さび病菌の蔓延で断念します。そしてコーヒーに代わって栽培されたのが紅茶でした。

デザートはスリランカをかつて支配していたオランダの影響が色濃く見られます。

よく使われる材料

スリランカの主食

スリランカの主食はお米ですが、米粉とココナッツミルクで作ったホッパーや、小麦粉に貝類を混ぜて焼き上げたロティもよくカレーと一緒に食べられます。スリランカで毎日食べらるカレーに使われる具材は野菜・魚・貝類・豆・鶏肉・牛肉などです。

スパイス

調味料として欠かせないスパイスはグローブ、カレーリーフ、シナモン、ターメリックなど様々な香辛料をたくさん使います。

天然の香辛料を使用するため、健康増進にも役立ちます。

島国ならではの魚料理

また、スリランカは島国ということもあって新鮮な魚がとれるため、日本ではあまり見かけない珍しい魚やエビなどを提供してくれるレストランもあります。

また、スリランカ料理には『モルディブフィッシュ』という生のカツオを乾燥させてから使う調味料があり、日本の鰹節と同じ風味で料理の味を調えます。

カレーはご飯と一緒に食べる

スリランカでは、カレーはご飯と一緒に食べます。お米は細長く、粘り気はありません。主に食べられるのは『ライス・アンド・カレー』で、スリランカの国民的料理のひとつとして浸透しています。

その他のおかずには『マッルン』があり、香辛料やココナッツ、魚などを蒸し炒めた料理です。『キリバット』はココナッツミルクで炊き上げたご飯のことでお祝いの席でよく食べられます。

代表的な料理

ライス&カレー

「ライス&カレー」は、スリランカの代表的な名物料理です。

日本のカレーとは異なり、ご飯の周りに数種類のカレーや副菜を盛り付けてそれらを混ぜて食べます。

香辛料が効いたスパイシーな味付けで、カレーの種類は豆、ポテト、チキン、フィッシュ、ベジタブルなど豊富です。

インディアッパー

「インディアッパー」は、別名ストロングホッパーといわれるスリランカの主食のひとつです。米粉をお湯で練った後、穴の開いた筒から押し出して麺状にして蒸したものです。

豆のカレーやサンボルなど味の濃いおかずと一緒に食べます。見た目はビーフンに似ています。

ゴダンバロテイ

「ゴダンバロテイ」は小麦粉を使った薄い生地の中に、じゃがいもやひき肉、野菜などの具材が入っている料理です。

中の具はカレー風味で香辛料の効いた味わいです。サンドイッチのように手軽に食べられます。

アンブルティヤル

「アンブルティヤル」は、魚のスパイス煮です。青唐辛子やジンジャーなど15種類ほどの香辛料や塩をふんだんに使い、汁気がなくなるまで煮詰めて1ヶ月ほど寝かせます。

カレーパウダーを使ったり、玉ねぎを使ったりもします。そしてアンブルティヤルに欠かせないのがゴラカという植物の実です。臭みをとる効果があるので魚料理に重宝します。

キリバット

「キリバット」は、お米をココナッツミルクで炊いたもので味は甘しょっぱくて日本のおにぎりに近い感覚です。

満月を祝うポヤデーや元旦に食べるお祝いの料理で、カレーやサンボーラ、赤玉ねぎや香辛料を混ぜたルヌミリスと一緒に食べます。

コットゥ

「コットゥ」は、スリランカ人の主食の一つでとてもポピュラーな料理です。

日本ではあまり知られていませんが、小麦粉から作られた生地を包丁で細かく刻んだ後、野菜や豚肉などの具材と炒めた料理です。

魚介類やカレー粉を入れたりとレストラン独自に工夫されたメニューがあります。

カトレット

「カトレット」は、元イギリス領だったスリランカの都市部の人たちの間で食べられるようになった西洋風料理です。

コロッケに似た食べ物で、レストランなどでは見かけませんがお祭りやお祝い事の席でよく食べられます。主な具材はジャガイモ、ツナやコーン、魚やひき肉でカレー味に仕上げます。

マッルン

「マッルン」は、キャベツを細切りにしてココナッツミルク、カレー粉、マスタードなどと炒めたものです。スリランカの名物料理で、ココナッツミルクの香りが香ばしく、シャキシャキした食感です。キャベツの代わりにチンゲンサイやブロッコリーも代用されます。

ピットゥ

「ピットゥ」は、米粉や小麦粉を水と乾燥ココナッツで生地にして、ピットゥバンブーという筒状の蒸し器で蒸しあげた料理です。これもカレーとあわせて食べられる事の多い料理です。生地をまとめたらそぼろ状にちぎっていくのがポイントです。

パティス

「パティス」は、揚げ餃子のような料理です。私たちが知る揚げ餃子とは異なり、中に使用する具材は魚のすり身や卵がが定番です。普段の食事はもちろんの事、スナック感覚でも食べられます。このパティスもカレー味に仕上げます。

ホッパー

「ホッパー」は、ココナッツミルクと小麦粉を使った料理です。

ホッパーの中心に卵を入れてたらエッグホッパーです。ジャムとバター、または砂糖で味をつけて食べます。周りはパリパリしていて香ばしく中心部はもっちりした蒸しパンのような食感が楽しめます。

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