「アラブ首長国連邦の料理」アジア人労働者層の食文化が混ざり合う

アラブ首長国連邦(UAE)

アラブ首長国連邦の料理の概要

アラブ首長国連邦(UAE)はペルシャ湾に面するアラビア半島の国で、サウジアラビアとオマーンに接しています。

古くは、砂漠の遊牧民で肉と乳とデーツというナツメヤシを作って食べ、漁村で魚を釣りをし食材を確保していました。しかし単に砂漠と海の食事のみならず、陸の近隣であるイラクのアラブ料理や、海を渡った近隣のイランの料理が基礎背景にあります。

今ではアジア人労働者層が作る料理やインターナショナル料理が混ざり合い、アラブ料理は湾岸アラビアたる食文化をクウェートやカタールやバーレーンと共有しています。

よく使われる食材

麦、米

よく使われているのがクスクスで、デュラム小麦を1度蒸し乾かした細かいパスタです。主食として食べることが多く最近では多国籍の料理にも使用されるようになりました。

他にはビリヤニなどに使うお米、ブルグルというクスクスと同じパスタがあります。主食として食べられていてお米の代わりとして食べられている地域もあります。

香辛料

中東系の料理なので香辛料はかかせません。シナモンやクミン、コリアン、ナツメグ、オールスパイス、ターメリックなどを使い料理にアクセントを加えます。

唐辛子やチリペーストなど辛い調味料との相性が良く刺激ある味付けになります。

野菜

暑い地域なので夏野菜が多く、きゅうりやトマト、ズッキーニ、ナスなど体を冷ます食材が多いです。

豆類

豆類も多く、スープや煮物の具材として、ペースト状にしてディップソースになど、様々な使い方に使用されます。

中東料理にかかせない豆類ですが、乾燥豆を使うことが多くなり下準備が大変になっていることから最近は祝い事などの時など使う回数は減ってきています。

乳製品

ラブネといわれる水切りヨーグルトのようなもので、日本人にとってはヨーグルトと呼ぶよりはクリームチーズのような物に近いです。

朝食の一皿として出された場合はパンですくって食べ、肉を焼いたときにはタレの感覚で肉につけていただきます。家庭で作る場合は布にヨーグルトを入れて吊るして水を切って作りますが、市販パック品も多数の種類があります。

代表的な料理

ケバブ

日本人の好みが1番近いアラブ料理だと思います。塊の肉に大きい串を刺し、ゆっくり回しながらじっくり時間をかけ火をいれ余分な脂を落としていきます。提供する時はしっかり火のはいった周りを削ぎ落としながら切ります。

クレープほどの薄いパンに夏野菜や削ぎ落した肉を巻いてスパイシーなソースか少し甘めのソースか選びクレープを食べるように食べます。

現地では当たり前の様に食べられるようなので、屋台の様な形で売られています。独特なスパイスや肉の臭みもないので食べやすく初心者でも食べれる代表的な料理です。

シシトュク

こちらも日本でいう焼き鳥のような料理。串に刺して炭火でじっくり火をいれ脂っこくない串焼きに仕上がります。

一緒に玉ねぎやピーマンなども挟まっていて、ビリヤニなどの主食と一緒に食べる人が多いです。

ハモス

ヒヨコ豆をペースト状にした、アラブ料理の定番料理。

ディップの様に野菜やパンなどにつけて食べる料理です。味付けはスパイシーに仕上げたり、オリーブオイルと塩だけのシンプルな味付けにしたりと個性がでます。

よく前菜などででる軽食のような軽いお料理で、お酒のおつまみとしても好まれています。

似た料理でムタッバルという料理があり、焼いたナスをペースト状にしヨーグルトとレモン汁を混ぜたシンプルな料理です。ハモス同様ディップスタイルで楽しみます。

ビリヤニ

シナモン、ベイリーフ、サフランなどのスパイスで炊き込んだお米料理。鶏肉を添えたチキンビリヤニや、たまごが乗っているエッグビリヤニが主流になっています。

スーパーの総菜コーナーでも売っている定番の家庭料理です。最近では日本でも馴染みに多く、夏の暑い時期にBBQのお米料理としてビリヤニを作る人達も増えてきています。

ロビアン

みんなが大好きな海老料理です。中近東は海老の漁獲量が多く海老料理が人気で、海老料理全般をロビアンと呼びます。

ガーリックやコリアンダーの香りが食欲をそそり病みつきになります。アラブ人は本当に海老をよく好んで食べていて、日本食が好きなアラブ人も海老を使った日本料理を好む傾向にあります。

同じく日本人の口にも合う料理となっています。

ムハラビーヤ

アラブのミルクプリン。ミルクを米粉で固め、上にピスタチオを散らしてあります。甘さ控えめで、ぷるぷる食感がたまらないデザートです。

甘さ控えめなので冷やさずともそのままでさっぱりと食べられ暑い地域にはピッタリです。

飲み物

ミントレモネード

とにかく暑いドバイで「スッキリ飲める」と評判なのが、ミントを使ったジュース。生のミントをミキサーでつぶしレモン汁と混ぜ合わせた、アラブ定番のドリンクです。

ミントたっぷりでライムやベリーを加えてアレンジして美味しく召し上がれます。

アラビック・コーヒー

コーヒー豆と香辛料を煮詰めた、アラビック・コーヒー。日本人がイメージするコーヒーよりも色は薄く、麦茶のよう。

スパイスの香りがきついため、好き嫌いがわかれるところです。

アラブ諸国ではお客さまを、たっぷりのお茶・コーヒーでもてなすのが礼儀。色々なところで、アラビック・コーヒーに出会う機会があります。

飲む作法や作り方なども伝統的なやり方があるのでそこをみるのも楽しみです。

レモン&ミント フレッシュジュース

中東ではアルコールの飲めない地域が多いので、ノンアルコールドリンクのメニューがとても豊富です。

その中でもレモン&ミントは特に大人気でレモンジュースとミント、ガムシロップで作っています。レモンとミントの味がさっぱりとしているので、暑い地域では必需品です。

バーで飲むノンアルコールカクテルにも似ているカクテルがあるので、世界に愛される飲み物です。

レストランでは、オリジナルドリンクも多いので、旅行中に色んな種類を飲み比べてみるのも楽しいですよ。

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