「ベネズエラの料理」地中海料理の影響受ける

ベネズエラ料理

ベネズエラ料理の概要

歴史的背景などからスペイン料理やイタリア料理も一般に食べられていると言うのも特徴です。

西アフリカ(かつてスペイン人によって運ばれた奴隷の影響)、先住民の伝統の影響も受けていることから国際色のある料理と言う側面もあります。

地中海料理の影響

スペインの支配が長かったことから地中海料理の顕著な影響を受けています。

トウモロコシパン、アンデスアレパ(すりつぶしたトウモロコシから作られるパン)、パン、ハム、アンデスピスカ(ピスカ・アンディーナ、じゃがいも、コリアンダー、卵が入った温かく美味しいスープ)、パタコン(甘くない緑色のバナナを使ったバナナチップス)、シーフードシチュー(ホスホレラ)、キャロブトースト(イナゴマメ)などがあります。

また国土が南米でも広い部類に入ることから地域性も多様であり、料理の詳細は後述しますが、大まかにまとめると以下のようになります。

東ベネズエラ、ガイアナ、カリブ海沿岸

東ベネズエラ、ガイアナ、カリブ海沿岸は、主にスペイン料理とシーフードが使われた料理が多いです。

魚介類とロブスター、ヤムイモなどの塊茎、ジャガイモ、柔らかいチーズ(グアヤネ、クレオールモッツァレラなど)、魚のフライまたは煮込み魚、アレパス、ご飯、サラダ、白ワイン、パエリアなどが代表的です。

ズリア州や北西ベネズエラ

ズリア州や北西ベネズエラがヤギ、ヤギ、ウサギなどの肉の消費が多い特徴があります。チーズも多く使われており、こちらは先住民族とヨーロッパの影響を受けています。

パタコン(揚げたバナナ)、タンバランチョ(アレパの種類、すり潰したトウモロコシから作るベネズエラの伝統的な薄焼きパン)、菓子には、イチジクを使ったものも見られます。

中央部

中央部は、農作物の生産地域の中心にあり、鶏肉、肉、魚の煮込みまたはローストなど多彩な料理が食べられています。

米、パスタ、サラダなど欧州の影響を強く受けた食事となっているのも特徴です。

平野部

平野部はブラジル、ウルグアイ、アルゼンチンのパンパの料理に似ています。

基本的に肉料理が多く、牛肉やジビエ(鹿など)のグリルやロースト、カチャパ(トウモロコシから作るベネズエラの伝統料理でトウモロコシのパンケーキ)、チーズなどの乳製品も消費されます。

アンデス地方

アンデス地方はコロンビアの影響を受けている傾向があり、ジャガイモ、小麦、牛肉、羊、鶏肉、マス以外の小魚などが多く利用されています。

新鮮な野菜が使われることも多いです。

このように地域性が強いというのもベネズエラ料理の特徴と言えます。

よく使われる食材

ベネズエラ料理は、地域性があるということは先ほどもお話ししましたが、よく使われる食材もエリアによって異なります。

主食のトウモロコシ、豆、ジャガイモ

米は炊飯されて食べられることも多いですが、やはり主食はトウモロコシです。

粉にして小麦粉のようにパンやケーキなどに利用されることが多く、小麦以上に用いられることが多いです。

豆も多く使われており、レンズ豆、エンドウ豆などが煮込み料理などに利用されるなど重要な食材となっています。

ジャガイモ、サツマイモなども多く使われており、主食に近い地位を占めているというのも特徴です。

この他キャッサバ、サトイモ、タロイモなども用いられることも少なくありません。

肉類

肉類も地域性はありますが頻繁に用いられます。

牛肉、鶏肉、鶏肉、ヤギ肉、豚肉、鹿、などが食べられています。

また、日本では動物園などで鑑賞したり、愛玩動物と言う印象が強いチグール(カピバラ)もベネズエラでは食用として用いられることもあります。

魚介類

沿岸部は魚介類も利用されています。

フルーツ

また、ベネズエラではフルーツも重要な食材のポジションを占めています。

バナナ、パパイヤ、グアバやパッションフルーツが有名で、バナナは緑の状態のまま調理されて食卓に並ぶというのも特徴的です。

代表的なベネズエラ料理

代表的なベネズエラ料理を紹介します。そのジャンルとしてトウモロコシ料理、パン、肉料理、豆料理、デザート、飲料が主なものです。

アレパ

粉砕したトウモロコシ生地を使ったパン。

カチャパ

トウモロコシのパンケーキ。

ハラカス

クリスマス料理で、ケッパー、レーズン、オリーブをトウモロコシの生地で包み、オオバコの葉の中にひもで縛り、その後煮たり蒸したりしたもの。

ファンチ

トウモロコシがゆ。

カキトス

ハムをつめたクロワッサンの様なパン。

パベロン クリオロ

トマトソースを使ったベネズエラステーキ。

Hervido de gallina

鶏肉と野菜のスープ。

パステル・デ・ポッロ

トウモロコシ バジル ミックスは、鶏などひき肉、オリーブ、ゆで卵、レーズンなど詰めたベネズエラ風のパイ。

パスティコ

ラザニアの様な肉料理

カラオタス・ネグラス

ニンニクと砂糖などを使った黒インゲン豆の煮込みで外見が日本の黒豆そっくりです。

お菓子

パステリト(ベネズエラのアンデス地域の有名なベネズエラ料理の1つ、甘いジャムやサツマイモを薄いパイ生地で包んでこんがり揚げ、粉砂糖をまぶしたもの。)、テケニョン(チーズスティック)、パパスフリタス(フライドポテト)などがあります。

飲み物

飲料は、ビール、チチャ(トウモロコシを発酵させて作られる酒)、ロン(ラム酒)などのアルコールが有名です。

この他、コカダ(ココナッツミルクセーキ、主に沿岸地域で飲まれる)、マンゴージュース、パッションフルーツジュース、パペロン・コン・リモン(サトウキビジュース、ライムジュースで作られた爽快感のあるベネズエラの飲み物)、フレスコリータ(ソーダ)(ストロベリー風味のソーダ)があります。

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